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「クリエイティブ」「個性」なんて言っているうちは、就活生としてあまちゃんです

  • 2014年1月20日 0Views

常見陽平の「就活最前線」

皆さん、こんにちは。常見陽平です。

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面接官に「わかってねえな」と思わせる一言とは?


毎年、就職活動をする学生をウォッチしているわけですが、就活の初期段階である今の時期によく遭遇するのは、「一生懸命頑張っていて、本人は真面目に考えているのだけど、実際はわかっていない学生」です。
意識の高い学生(笑)とは少し違います。
自己顕示欲などが強いわけでもなく、真面目な学生生活を送ったタイプです。
彼らなりによく調べているつもりなのでしょうけど、ちょっとずれているというか、もっというとわかっていないなあと思うわけです。

意識高い学生(笑)のように、周りで見ていて痛いなと思ったり、うざいなと思ったりすることはありません。無害です。
ですが、彼らが納得のいく進路選びが出来るかな、自分のことを企業に売り込めるかな、という点で心配になってしまうのです。
より具体的な話をしますね。象徴的なのが、「クリエイティブ」「個性」という言葉を使う学生です。
使っている就活生の皆さん、自分はズレていないか、今一度確認してみましょう。


1.「クリエイティブ」という言葉を連呼する学生

昔も今も、「クリエイティブ」という言葉を使う就活生は、業界・企業・職種研究を「真面目にやってそうだけど、実はしていない」人です。
「クリエイティブな仕事をしたくて、広告業界を志望しました」なんてことを言い出す人です。
しかも、創作活動をしていたわけでもないのに、です。
「クリエイティブ」という言葉を使う就活生は、いわゆるルーチンの仕事が嫌いだと思っていたり、仕事をなんでもやらされるのが嫌だと思っていたり。
でも、よくよく調べると、正社員の仕事は、何かをつくりだす要素があるわけで。

また、「クリエイティブ」な業界だと彼らが思っている広告やマスコミは、何かを作り出すために、泥臭い努力を行っているわけです。
そもそも、「クリエイティブ」と言いつつも、それは何か課題を解決するものだったり、お金になるものなわけで。
だから、この言葉を連呼する人が避けたいなと思っている普通の営業の世界と、実はあまり変わらなかったりすることも。
この言葉を連呼しているうちは、業界・企業・職種研究をしっかりしていないなあという印象を持ってしまいます。
しかも、クリエイティブなんて言うわりに、センスをまったく感じなかったりするので残念なわけです。


2.私の個性を活かして仕事をしたい

「個性」という言葉を連呼する人がいます。
私も、個性は大事ですし、尊重するべきだと思いますので、そこは否定しません。
ただ、「私の個性を活かした仕事をしたい」なんてことを言う人は、肝心の「私の個性」をわかっていないのですね。
「個性」というのは、「個性」という言葉を使わずに説明するべきものなのです。

この2つの言葉を連呼しているうちは、志望先企業が偏ってしまったり、自分の強みが伝わらなかったりして、なかなか残念なのですね。

仕事の仕組み、流れを知るという就活の基本を忘れずに


別にクリエイティブという言葉や、個性を否定しているわけではありません。
ただ、逆にその言葉にとらわれすぎてしまうのもどうかと思うのです。
そして、クリエイティブや個性という言葉を使う割には、業界・企業のことや、自分のことを知らないという。これは残念だと思います。

まだ就活は始まったばかりです。
ぜひ、OB・OG訪問、企業説明会などを通じて、仕事の仕組み、流れを知ってください。
意外に、普通の企業においても、クリエイティブ(だと言われる仕事)の要素があったりしますし、個性は普通に尊重しているものですよ。
クリエイティブ、個性という言葉を連呼している時点で、企業社会を大きく誤解していることにまず気づいてください。

最後にお知らせ。
実に久々に就活生向けイベントをやります。
しかも、TBSラジオ文化系トークラジオLife関連のイベントです。学生向けセミナーは実は久々かもです。
他の出演者がなんせ豪華なので、ぜひ、ご期待ください。有料ですが、その分の値打ちはあると思いますよ。

★★★文化系トークラジオLife トークイベント「あなたの知らない仕事論」★★★


文化系トークラジオLife恒例の隔月イベント、2014年1発目は「就活」「働き方」「仕事論」をテーマに据えて、熱いトークを展開します。ブラック企業の職場で米を炊き、他の社員に売りつけていた元ブラック社員・海猫沢めろん先生が繰り出す「意識薄い系」の仕事論、修士論文を終えたばかりの常見陽平があらためて問い直す「普通の働き方」など、これまで聞いたことのないような仕事論が飛び出すこと必至!参加者からの就活相談、働き方相談にも、出演者が直接お答えします!


【イベント詳細】

文化系トークラジオLife トークイベント「あなたの知らない仕事論」

●日時:2014年1月26日(日) 14:00~16:30 (開場13:30) ※終了後に交流タイムを設けます
●会場:紀伊國屋書店新宿本店8Fイベントスペース
●参加費:1500円  ※イベント当日にお支払いいただきます。
●出演:速水健朗、斎藤哲也、常見陽平、海猫沢めろん、西森路代、長谷川裕ほか


●ご予約:1月19日~
店頭およびお電話にてご予約を受け付けます。
※ご予約は紀伊国屋書店新宿本店3Fカウンターにて受け付けます。
※3F直通電話番号03-3354-5703
●定員:40名
※定員数に達しましたら受付を終了させていただきます。

【出演者紹介】
●速水健朗(はやみず・けんろう)
1973年生まれ。フリーランスとして、雑誌や書籍の企画、編集、執筆などを行う。主な分野は、メディア論、消費社会論、都市論など。著書に『自分探しが止まらない』『ラーメンと愛国』『都市と消費とディズニーの夢』など。

●斎藤哲也(さいとう・てつや)
1971年生まれ。フリーの編集者・ライター。人文思想系、社会科学系の編集・取材・構成を数多く手がける。編著に『読解
評論文キーワード』『使える新書』など。編集・構成に『現代思想入門』『国際貢献のウソ』(伊勢崎賢治著)など多数。


●常見陽平(つねみ・ようへい)
1974年生まれ。評論家。雇用・労働、キャリアなどをテーマに調査・研究、執筆、講演に没頭中。一橋大学大学院社会学研究科修士2年に在学中。著書に『普通に働け』『「意識高い系」という病』『僕たちはガンダムのジムである』など多数。


●海猫沢めろん(うみねこざわ・めろん)
1975年大阪生まれ。文筆家。デザイナー、ラジオドラマ脚本など、様々な職を経て、『左巻キ式ラストリゾート』にて小説家デビュー。著作に『愛についての感じ』『全滅脳フューチャー!!!』『ニコニコ時給800円』など。

●西森路代(にしもり・みちよ)
1972年生まれ。OL、台湾アイドル雑誌編集やアジアがテーマのラジオ番組のディレクターを経てフリーランスに。日本をはじめ香港、台湾、韓国のエンターテインメント全般と女性について執筆中。著書に『K-POPがアジアを制覇する』『女子会2.0』(共著)など。


●長谷川裕(はせがわ・ひろし)
1974年、東京都生まれ。「文化系トークラジオLife」プロデューサー。早稲田大学卒業後、97年TBS入社。2001年からTBSラジオでディレクター


会社説明会という演劇に騙されるな!その企業の「普通」に注目してみよう

  • 2013年12月27日 1152Views

常見陽平の「就活最前線」

皆さん、こんにちは。常見陽平です。

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新規事業、デキる社員は「普通」なのか


12月も終わりですね。2013年が終わろうとしています。

現行スケジュールでは最後となる12月1日スタートの就活。

皆さんはどう取り組んでいますか?

企業の人事の方々と情報交換すると、学生の動きが読みにくいという話題になります。

まあ、毎年のことではありますが、早期から動く層と、ゆっくり始める層との二極化は激しいですね。

また、今年はリクナビもマイナビも掲載数が大幅に増えたので、逆に言うと、普通に考えると学生のアクティブな会員数とアクションが増えなければ1社あたりの応募は減るわけで。

応募数は企業規模、業界によりいつもの年よりもメリハリがついている感じがします。


さて、12月は会社説明会が盛んに行われました。

企業が独自で行うもの、学内での説明会、合同企業説明会など様々なスタイルがありますね。

最近のトレンドで言うと、複数の企業でコラボして行うもの、企業グループをあげて合同で行うもの、ウェブ上でのセミナーでしょうか。会社説明会は実に有益です。

企業の人から直接、話を聞くことができますし、質問もできます。

会場がその企業ということもあるので、雰囲気を味わうことだってできます。

就活仲間との出会いもあるかもしれません。


ただ、この会社説明会、気をつけて付き合わないといけません。

まあ、これは会社説明会に限らず、採用広報活動全体に言えるのですが、簡単に言うと「盛っている」可能性が極めて高いのですね。要するによく見せる工夫をしているわけです。

言ってみれば当たり前ですけど。

特に、盛る傾向が強いのが、デキる社員と、今後の展開に関する話ですね。

デキる社員は、社内からこのためにかき集めているわけです。

これは想像つきますよね。また、今後の展開に関する話も要注意なんです。

学生が興味が持ちそうな新規事業やグローバル展開の話を出すわけなのですが、これが毎年、同じネタを使いまわしていて、実際は全然していないというケースも。

ただ、学生は毎年入れ替わるので、ダマされるのですね。

まあ、実際、そういう新しい取り組みがあったとしても、その手のプロジェクトに新人が配属される可能性は普通に考えると極めて低いわけです。

会社説明会で話を聞く際は「これは普通なのだろうか?」という視点を持っておきたいですね。

「普通は何をやるのか」「誰とやるのか」という視点を


入社してから「こんなはずじゃなかった」と思わないために、意識するべきことは、「普通は何をやるのか」「誰とやるのか」という視点です。

つまり、新規事業もグローバル展開も結構ですが、普通の人は新卒で入ったらどんな部署に、どんな職種で配属されるのか、と。これこそ調べるべきでしょう。

また、すごい社員はたいてい特例です。

その企業の普通の社員はどんな人なのかという視点を持つべきです。

もっとも、これは会社説明会や就職ナビだけではわかりません。

普通は何をするのかは、IRレポートやCSRレポートを調べてみる、『会社四季報』シリーズなど、取材にもとづいてできている資料を参照するなどしてみましょう。

会社四季報 ワイド版 2014年1集 新春号 [雑誌](東洋経済新報社)


どんな人と働くのかは、社員に直接会って質問するのが一番ですが。


というわけで、「普通はどうなんだろう」という視点は、企業研究をする上で有益です。

意識しましょう。


今年もご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願いします!


学生の就活ITツールは、進化している?

  • 2013年12月16日 391Views

常見陽平の「就活最前線」

皆さん、こんにちは。常見陽平です。

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リクナビが新ツールだった頃


今週、企業の採用担当者と話題になったのは、昨年とくらべてエントリーは増えたか減ったかという話です。各社悲喜こもごもの様子です。
今年はリクナビもマイナビも掲載社数が大幅アップ。サイトのアクセス数も増えたわけですが、一方で、社数が増えると1社あたりの応募も減るおそれがあるわけで。また、就活が始まったばかりの頃は大手中心に応募が集まるわけで。

リクナビさんの初速データでは、全体のエントリー総数は前年比128%。
大手企業に偏ったエントリーの傾向で、従業員数5,000人以上の会社への1社あたりエントリー数は1.6倍になっているとか。まあ、スタートしたばかりの頃は、大手企業中心に目を向けないですし、ね。掲載件数のアップは、営業の努力とも言えますし、求人が回復しているからとも言えるでしょう。

学生の皆さんは...。企業の採用担当者も、このようにデータをみて、どうやって欲しい学生からのエントリーを増やすか、あれこれ考えているということを覚えておいてください。

ふと気付きました。ネットの時代になって、このようにすぐにデータを把握できるのだということを。
就職ナビが登場したのは90年代後半です。当初は会員数も少なく、新ツールだったわけですね。そもそも、インターネット自体、新ツールでした。ちょうど私が就活をしていた90年代なかばに、感度の高い学生を中心に広がっていきました。携帯電話が学生に普及したのも、その頃ですね。

というわけで、就活の歴史、特に90年代後半以降の歴史は、ITツールの進化の歴史でもあるのです。


就活生の使うグッズ今昔物語 そして、変わらないこと


思えば、この10年間、就活生が使うツールはどんどん変わりましたね。それが就活の光景を変えているとも言えます。

私が人事をしていた00年代半ばは、企業説明会などでよく見られたのは、就活生同士で、携帯電話の赤外線通信機能で連絡先をやりとりする様子です。そして「マイミクしていい?」というやりとりですね。

00年代後半からは、これがTwitterのアカウント名や、Facebookの名前の友だち申請許可になり、最近ではLINEのIDになっていますね。

ツールといえば、00年代後半、学生がよく持っていたのは、ネットブックと言われる安くて小さいPCでした。ASUSなどが出しているやつですね。これが、最近ではスマホになり、さらにタブレットになっています。

たしかに、これらのツールがあれば、空いている時間に情報を集めたり、メールのやりとりをしたり、何かと便利です。私も、スマホやタブレットを持つ前は、「ノートPCがあるからいいや」と思っていたのですが、直感的インターフェース、通知機能などなど、あると何かと便利です。

進んでいる就活生は、これらを使ってSkypeでやりとりしたり、EVERNOTEなどに記録したり、その情報を友人とシェアしたり。もちろん、各種ソーシャルメディアも使います。
というわけで、ツールの進化で就活はどんどん快適になっていきます。

とはいえ、これからも変わらないであろうこともあります。それは、結局、人間が就活をするということでしょうか。そして、ツールがいくら進化しようと、結局、自分自身が問われるということです。

さて、5年後、学生はどんなツールを使って就活しているのですかね?


ドワンゴの受験料徴収は「悪」なのか?就活解禁前後の気になるニュースより

  • 2013年12月 2日 931Views

常見陽平の「就活最前線」

皆さん、こんにちは。常見陽平です。

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いよいよ就活スタート 冷静さと情熱を忘れずに


いよいよ就活解禁です。
まあ、この12月1日解禁というのは、経団連の倫理憲章により決められたものであり、すべての企業が賛同しているわけではないですし、法的な拘束力はないわけですし、実際、採用広報活動の取り組みは各社がもう始めているのですけどね。

とはいえ、就職ナビもオープンし、合同企業説明会や、各社のセミナーも始まり、就活シーズンは本格化していきます。

毎年、この時期になると、意識の高い訓示親父たちが、「頑張れ」とか、逆に「就活、新卒一括採用はけしからん」みたいな話を始めるわけですが、私は、ほぼ365日、日々就活のことを研究したり、情報発信をしているので、いまさらそんなことをするつもりはありません。いつものように、就活する学生を応援したいと思っています。

就活に関するニュースや、ノウハウなどは、この就活の栞や、読売新聞の連載「常見陽平の仕事道」で発信してきましたので、ぜひこれらのバックナンバーも読んでみてください。書籍で言うと、新卒採用の事情については最近リリースした『「就社志向」の研究 なぜ若者は会社にしがみつくのか (角川oneテーマ21) 』(角川書店)と『女子と就活――20代からの「就・妊・婚」講座 (中公新書ラクレ) 』(白河桃子氏との共著 中央公論新社)ノウハウについては、この就活の栞を書籍化した『困ったときに本当に使える 就活のヒント100 』(マガジンハウス)と、『本当に使える就活・実践本 』(園田雅江氏との共著 主婦の友社)を手にとってみてください。

就活については、自分と社会・業界・企業の現実を知る、未来を考える、一歩踏み出す勇気を持つ。これが大事です。「本当はどうなっているのだろう?」と疑問を持つこと、嫌なこと、理不尽なことについても「なぜそうするのだろう?相手の論理から言うと、合理的じゃないか?」などと考える癖をつけるといいでしょう。
あとは勇気ですね。そして、一人でやらないことですね。

応援しております。




ドワンゴの受験料徴収にみる、リクナビ型就活への抵抗


さて、最近の就活に関するニュースから気になるものをいくつか解説しましょう(今後は、このような、就活ニュース解説のコラムを増やしていきます)。

まずは、ドワンゴの受験者から受験料を徴収する取り組みです。

ドワンゴ、新卒入試で受験料を徴収へ--「本気の方だけ受験してほしい」(CNET Japan)


「学生から金をとるのか、けしからん」という声もあるでしょうが、私は一企業の取り組みとしては正しいと思います。
本気の受験者が増えるでしょうし、何よりも、リクナビ型就活の弊害とも言える、母集団の肥大化を避けられますし。お金を払ってでも受けたい人を取り込むことができます。これでお金儲けをしようというのなら怒る人は増えるでしょうけど、全額寄付すると言いますし。母集団を最適化するための、良い取り組みだと言えるでしょう。

大学受験や、資格試験はお金を払い、それが普通だと思われています。やや意地悪な言い方をすると、特に大学などは落ちる学生の受験料で大儲けしているわけです。でも、これを批判する人はあまりいませんよね。就活は、基本無料で受けることができますが、大企業、人気企業は1万人をこえる応募者のデータを管理しなくてはいけないわけで。お金も手間もかかっています。ただ、無料で受け付けているのに、企業側は批判されるわけですね。もちろん、企業の未来をつくるための活動ではありますが。
というわけで、「本気の人を採用したい」という意味でも、母集団を最適化したいという意味でも、この取り組みは合理的なのではないかと思います。

ただ、一つ、突っ込むとしたならば、このスタンスはどちらかというと、「選考」つまり、応募してきた人の中から選ぶという態度が見え隠れしたものではないかと解釈できます。「採用」つまり、欲しい人を採りに行くというスタンスではないのかな、と。特にドワンゴのように、ウェブ系の企業は、優秀なIT人材の争奪戦をしているわけで、そこはもう、まるで狩りのような様相を呈しているわけです。待ちの姿勢で大丈夫なのかなと思ったりもしました。まあ、他社が争奪戦に疲弊する中、逆張りの戦略とも言えますが。

この取り組みにより、採用は成功するのかどうか、学生からどう評価されるのか。注目したいと思います。



2015年採用のキーワードは女子の積極採用?そして、採用は会社を変える


もう2つ、こちらは手短に紹介したいと思います。
1つは電通、資生堂など大手9社が取り組んだ「汐留女子会」というイベントです。
概要などはこの記事にまとめましたのでご覧ください。

電通・資生堂・SBが組んだ「汐留女子会」が就活の流れ変える(NEWS ポストセブン)

要するに大手9社で合同の女子限定イベントをやるということです。
女子の積極採用というのも、ここ数年のトレンドだと感じています。
いや、以前は「総合職採用」と言いつつ、また、選考の際に「女子の方が優秀」と言いつつ男子を優遇するなどしていた企業があったわけですが、最近はなりふり構わなくなっているなあと感じます。男性社会と言われていた企業の内定者の顔ぶれをみても明らかに女子率がアップしています。
また、大手9社が組んでというのもポイントですね。
就活の開始時期が繰り下げになる中、採用活動は学生の時間の奪い合いになっています。学生との接点を有効につくる上で、有益だと言えるでしょう。学生も一気に、適度な数の企業を見ることができますし。実は極めて合理的に考えた採用だと思った次第です。

2つ目はリクルートのIT人材を別枠で50名採用というニュースです。

リクルート、ネット技術者の採用枠 15年春入社から50人(日本経済新聞)

このニュースの注目ポイントは、採用活動というのは、ビジネスモデルの変革にも関わるということなのですね。
同社はこれまで、広告型のビジネスモデルだったわけですが、このIT技術者の大量採用は、現状のビジネスにおけるITの強化だけでなく、ビジネスモデルの転換も予感させるものです。

また、そもそも、IT技術者の候補生というのは、採用しづらいのですね。リクルートも本腰を入れはじめたということでしょう。
採用活動というのは、このように企業戦略にも連動しているのです。

これから採用活動に関するニュースは増えることでしょう。企業の取り組みには必ず意図があります。表向きの説明を鵜呑みにするだけでなく、「なぜ、こんなことをするのか」ということを考える癖をつけましょう。