「10年で1人前」なのか?

2010.11.22  855Views

こんにちは、常見陽平です。


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10年後を具体的に考える


 
「10年後、どんな自分になっていたいですか?」

面接でよくある質問です。

「お前こそ、10年後は会社に残っていられるのかよ?」
「10年後、この会社はあるのだろうか?」
などと毒づきたくもなりますが。

模擬面接や、エントリーシートの添削をしていて感じるのは、10年後のことを具体的に構想している学生は極めて少ないなということです。

もちろん、先のことは誰も分かりませんし、未来のことを描きづらい時代ではあります。

ただ、答えが「10年後には1人前になっていたい」
「10年後には仕事と家庭を両立していたい」だけだと寂しいです。



10年目までのキャリアの歩み方って?


 
ここでは皆さんの熱い夢、目標を聞きたいところなのですが、その前に、まず世の中の社会人、そして志望先の社員は新人~10年目にかけてどのようなキャリアを歩むのかは把握しておきたいところです。

社会人は、皆さんが思うよりずっと早く1人前になることが期待されます。

営業担当に配属されたとしましょう。

1年目から担当顧客を任せられます。
2年目になるとより大きな顧客を担当させられることも。
3年目~5年目になると、早い会社では部下の指導を担当することも。
そして、7年目~10年目になると、会社によっては係長や課長になり、担当領域の営業責任者...。



企業によってスピードが違うことを知る


 
もちろん、このスピードは企業にもよります。

ベンチャー企業などの場合は入社2年目がマネジャーということも。
「そんなに早く任せていいのか?」という声もありますが、機会が人を育てるという側面もありますからね。

新人時代から知っている後輩で、当初はマナーから何から社会人としてどうかと思っていた人がいるのですが、入社4年目で営業リーダーに抜擢。
彼は見事に化けました。7人の部下を率いて活躍しました。

まずは、
「10年目の社会人はどんな仕事をしているのだろうか?」ということに興味を持ってみてください。

企業の採用情報にもたまに掲載されていますが、ここは関係が近い先輩に話を聞きたいところですね。



さて、あなたは10年後、どんな社会人になっていたいのでしょうか?


執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。