キャリアセンターや先輩にエントリーシート(ES)を見てもらうときのコツ

2013.2.25  4689Views

皆さん、こんにちは。常見陽平です。






「編集者は、文章を書けないのです」大学職員もESを書けない




物書きの仕事をしているので、出版社の編集者とやり取りすることがよくあります。
以前は絶対に締め切りを守る著者だったのですが、最近さすがに仕事が増えており...。
締め切りを待ってもらうことが増えました。ご迷惑をおかけしています、はい...。


一生懸命、原稿を書くわけですが、時間がたりなかったり、準備が不十分で、文字数も内容もたりないドラフトを、編集者に見てもらうことがあります。


そんなときに、編集者は私をこう叱ります。
「常見さん、編集者は文章を書けないのですよ...」


そうなんです...。
文章を削ったり、整理することはあっても、また、言い回しを直したり、語句を統一することがあっても、文章を書いてはいけません。
だから、著者が頑張らないといけないのですけど。


というわけで、頼れる編集者という人は沢山いるわけですが、たいていは方向性や書き方について相談にのるだけであって、書くのはあくまで自分自身であるわけです。


就活真っ最中なわけですが、皆さん、今日もエントリーシートなどに追われているかと思います。
大学のキャリアセンターや、時には指導教官などに添削をお願いする人も多いことでしょう。
先輩や友人に相談する人もいるかと思います。


ここで、大事にしたいのは...。


あくまで、エントリーシートを書くのは、あなただということです。
相談したところで、劇的に素晴らしくなるわけではありません。
エントリーシートの相談にくる人の中には、限りなく丸投げに近い人もいることでしょう。
これではいけません。


まずは、自分で書くんだという覚悟をしましょう。




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エントリーシートの相談をする際のコツ






では、エントリーシートの相談にのってもらう際に、気をつけるべきポイントは何でしょう?いくつかのコツ、マナーをお伝えします。




1.余裕をもって相談する


「明日提出なんです」なんて言われても、それはあなたの都合です。


エントリーシートの問題が公開されたら、早めにいったん書いてみて、余裕をもって相談にのってもらいましょう。




2.自己ベストのものにする


中身も日本語も適当だと、どこから相談していいのか悩みます。
いったん、自分のベストになるよう、頑張ってみましょう。




3.考えたプロセスを共有する


問に対して自分はこう考えたというプロセスを共有しましょう。


設問の意図と、答えがずれているものをよく見かけますねえ。




4.過去のエントリーシートを何枚か持っていく


今回添削してもらいたいもの以外に、過去に提出したもののコピーを持っていくと、その人の課題が分かりやすいです。




5.自分史を一緒に持っていく


自己分析などで書いた自分史を一緒に持っていくと、アドバイスしやすいです。


例えば、「学生時代に力を入れたこと」などで本人はAというテーマがいいと思っていても、客観的にみるとBの方が適しているのではないか、ということがあるからです。




エントリーシートは人に見せれば見せるほど洗練されていきますが、丸投げで相談して相手を困らせないように、気をつけましょうね。


執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。