圧迫面接や理不尽な面接はどう乗り越えるべき?圧迫面接のタイプ別対策方法

2014.4. 8  2566Views

よく耳にする「圧迫面接」。

実際に自分が遭遇したらどうしよう...と不安に思う方も多いのでは。


実際に圧迫面接を経験してしまった人も、そうでない人にもお薦めの圧迫面接タイプ別の対策方法をお伝えします。


●参考記事:圧迫面接を攻略するための4つのポイント


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1.ストレス耐性チェックタイプ


圧迫面接の主な目的と言われているストレス耐性チェック。
仕事の場では理不尽なこともあるので、そのような場に出くわした時の対応を見られているのでしょう。


接客業のバイトをしていた方はイメージできるかもしれませんが、「クレーマーの対応」のような気分でいましょう。
まずは、相手の言い分をしっかり聞くこと。
そして自分の中で質問をゆっくり咀嚼して、丁寧な受け答えをしましょう。


明らかにムスッとしたり、反抗的な態度を示さなければ大丈夫です。


「別にきれいに答えが出なくても評価されることはある」と実際に面接官を経験した常見も振り返っています。


●参考記事:「それは本当に圧迫面接でしたか?」ツッコミはあなたへの愛である

2.いちゃもんタイプ


成績や身だしなみの悪さ、「留学したのにTOEIC受けていないの?」などを、その場で鋭く指摘されるタイプです。


マナー違反などは、自分の非を認め、「勉強になりました、ありがとうございます」という謙虚な態度を示しましょう。


過去を指摘された時は
「確かに成績は悪いですが、○○を頑張っていました」
「実際、英語でプレゼンテーションを行う程度の英語力をつけました。しかし、今後は資格取得も目指そうと思います」
と、マイナスをカバーしつつ、前向きな回答をしてみてはいかがでしょうか。


企業は内定を出したのに単位不足で卒業できない学生を恐れています。
その点は深く突っ込まれる覚悟をしておきましょう。

3.冷徹な仕事人タイプ


例えば、企業研究の甘さを「君のやりたいことって本当に利益が出ると思ってるの?」、「うちではこんなことをやっているのだけど、企業情報ちゃんと見た?」などとややキツい口調で言われてしまうタイプです。
これは圧迫面接というよりも、ただまっとうなことを言っているだけ。
とは言え、少し委縮してしまいますよね。


まず、自分の知らないことや答えづらい点ははっきりと「すみません、その視点は欠如していました」「勉強不足でした、もう一度調べ直します」と答えてしまいましょう。

分らないことや至らなかったことは、素直に認めてしまうことも大事です。

すぐに、答えが浮かばない場合も黙るより、「確かにそうですよね...」とコミュニケーションを断絶してしまわないことがコツです。

4.重役タイプ


選考が進むと面接官の職位(社長や役員、部長等)や面接部屋の格調も上がり、「圧迫」というよりは、就活生が「圧倒」されてしまうことが多々あります。

仕事の経験が豊富故に、3の方のような質問もされます。


例えば、筆者の受けた企業は、「圧迫面接」で有名な企業でした。
最終選考は、お仕事で様々な困難を乗り越えてきたと思わせるような面接官がズラリ。
しかし、お酒を出すお店でアルバイトしていたこともあり「ちょっと怖そうに見える人でも、会社が終われば笑顔だし、意外と家族思いの一面もあったりするのかも...」と考えて面接に臨みました。
予想は当たり、顔を綻ばせて「ウチの娘もねぇ...」という話まで面接でしてしまいました。
恐い顔をしている面接官も人間です。
恐れずに、笑顔で面接に臨むことが重要です。

また、難しいかもしれませんが、OB・OG訪問で若い方ばかりではなく、役職が高めな方や年配の方に会ったり普段から接したりすることも緊張しないコツです。

さいごに


あからさまに嫌な質問を受けた場合は、キャリアセンター等に相談しましょう。
最近はカウンセラーのいるキャリアセンターもありますし、就活環境の改善にも繋がるかもしれません。
頭にきたからと言ってネットに書き込むことは、ご自身のマナーを疑われるので、やめましょう。

面接は私たちが見られている一方で、私たちが企業の方と会う機会でもあります。
「このような対応をする企業では働きたくないな」と感じたら、その直感を信じましょう。一つの企業選びの指針と思ってください。


もちろん、自分にとって心地よい対応をしてくれた企業が自分を成長させてくれる・働きやすい場所だとは限らないことも覚えておいてくださいね。


(ライター:ゆい)