「企業理念のどこに共感するか?」という質問に対処する為の2つのポイント

2014.3.20  19874Views

エントリーシート(ES)や面接で、「弊社の企業理念のどこに共感しますか?」と聞かれる事があります。

なかなか難しい質問ですが、ここでスマートに答えられれば他の学生を一歩リードできます。

今回は、この質問に答える時のポイントを2つお伝えします。

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なぜ企業理念について質問をするのか?


具体的なポイントをご紹介する前に、まずは企業理念そのものについて考えてみましょう。

企業理念とは、企業という組織の存在理由や活動の指針となる考えの事です。

言い換えると、「この企業は何のためにあるのか」、「どういう方向性で仕事をするのか」という事ですね。
企業にとって、企業理念は大切なものです。なぜなら企業は多くの人が集まって成り立っているからです。
メンバー全員がこれを共有せずに、それぞれが好き勝手に仕事をすると、組織はバラバラになってしまいます。


ESや面接で企業理念について聞くのは、学生がこの理念にある程度マッチしているかを見るためです。
理念との相性はすなわち会社との相性でもあります。
つまり、企業側は学生との相性を図るためにこの質問をしているのです。


具体的に「御社と自分は合っている!」とアピールするためには、以下のポイントを参考にして下さい。


1.自分の経験談を具体的に盛り込む


「どこに共感しますか」と聞かれて、「○○という点に共感します」とだけ答える方がいます。

しかし、これでは説得力にかけます。
本当に共感している事を示すためにも、自分のエピソードを付け加えて答えるようにしましょう。

(例)「『お客様に感動を』という部分に共感します。なぜなら私が接客業のアルバイトをする時に、モットーとしていた事だからです」


2.具体的な企業の活動を調べておく


企業理念をしっかり理解しているとアピールするには、企業の具体的な活動をチェックすることが大切です。

先程、理念は活動指針でもあると述べました。
つまり、その企業の商品や取り組みなどには理念が反映されている可能性があります。

「子供たちに笑顔を与えたい」という思いを持つお菓子メーカーが託児所を設置する、環境保全を理念とする自動車メーカーがエコカーを開発するなどの取り組みがそれです。

実際に理念が活かされているところを知り、企業理念を具体的に掴む事が出来れば、面接で深く突っ込まれても困らないはずです。


さいごに


いかがでしたか。
企業理念の質問はミスマッチを防ぐ大切なものです。

組織の一員として、その会社で働く自分をイメージしながら、「本当に自分に合っているか」を見極めてみて下さいね。

(ライター:ナツキ)