志望動機に役立つ!企業研究の方法

2011.4.19  103287Views

面接で落ちてしまう理由の一つに企業理解があります。

就活を終えた学生も、もっとやっておけばよかったと後悔することで多いのが「企業研究」です。

自分が入るかもしれない会社。ちゃんと調べて損はないはず。
企業を理解すれば、志望動機もよりよいものになります。

そこで、今回は企業研究の方法をお伝えします。


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企業のHPから読み解こう


 
企業のHPから読み解くために、次の5点の情報を押さえておきましょう。

1.会社概要

ここで会社全体の大枠が分かります。
設立年や従業員数、社長の名前や事業内容などを理解しておきましょう。

2.取り扱い商品・サービス

企業が作っている商品や提供しているサービス、取り扱っている商材などを確認しておきましょう。
その際に、知らない商品や名前が出てきたら、検索してどういうものなのかを調べて理解を深めましょう。

また、次も調べておくと、より理解が深まります。
・部品であれば、どの商品のどの部分に使われているのか
・顧客先はどこか(会社概要の「取引先」に記載されているケースも多いです)

3.採用情報

企業HP内の採用ページや、就職ナビ(リクナビやマイナビ等)のサイトから、
・求める人物像
・どのような仕事を任せられるのか(就く可能性があるのか)
・面接官(人事や社員等)はどのような人が多そうか
・社内の様子
を把握しておきましょう。

4.IR情報(投資家情報)

上場企業であれば、IR情報がHP上に掲載されています。
読み取れる方は財務諸表を読み解くのもよいのですが、読み取れない方は、決算資料だけでも確認してください。
決算を発表した期の業績とその要因、今後どういう戦略を取っていくのかを理解することが出来ます。

※参考記事:企業研究に役立つ!IR情報の見方


5.ニュースリリース

直近の企業のニュースを知るために、ニュースリリースも確認しましょう。
新商品の案内等、旬な情報が掲載されているため、一番新しい企業の動きを知ることができます。



競合を調べて比較しよう



業界地図や検索エンジン等から競合はどこかを調べ、次の点を比較してみましょう。

・サービスや商品の違い
・戦略の違い(売り方や打ち出し方等)
・採用での違い(求める人物像や任せたい仕事、社風等)

競合が分からない場合は、取り扱い商品やサービス名で検索してみてください。
同じ商品やサービスを扱っている企業=競合が分かるようになります。



会社四季報 業界地図 2014年版



検索エンジンを使って調べよう


 
Googleやyahooなどの検索エンジンに企業名を入れて検索すると、企業HP以外にもその企業の情報が出てきます。

企業以外からの発信の情報なので、客観的に調べることができます。

しかしながら、2ちゃんねるやYahoo!知恵袋等の書き込みサイトの情報に関しては、個人の主観や誤った情報が掲載されているケースもあるため、100%信じず、「そういう見方もあるのだな」という程度にとどめておいた方がよいです。



OBOG訪問をしよう


 
ネットで調べるのも有効な手段ですが、やはり直接その企業にいる人に話を聞いたほうが生の情報を得ることが出来ます。
面接が始まってからでも遅くはないので、積極的に話を聞きに行ってみましょう。

※参考記事:
OBOG訪問をしよう!OBOGを探す8つの方法

OB・OG訪問で聞きたい7つのオススメ質問例



調べた内容をまとめよう


 
企業研究をしただけでは意味がありません。
しっかりとまとめて、企業のことを理解し、志望動機やアピールポイントへ繋げていってください。


いかがでしたでしょうか。
企業理解を深めると、面接で話す内容も説得力が増しますし、しっかり調べると自信を持って面接に臨むことが出来ます。
是非やってみてくださいね!