圧迫面接を攻略するための4つのポイント

2011.7.19  5094Views

今回は「圧迫面接」の攻略ポイントを4つご紹介します。


就活をしていれば誰でも遭遇する可能性のある「圧迫面接」は就活生の恐怖の対象になっています。

しかしながら、心構えと準備をしっかりとすれば必ず乗り越えられます。
是非前向きに取り組んでみてください!

※圧迫面接とは...?(Wikipediaより)
「圧迫面接(あっぱくめんせつ)とは、面接で受験者に対して、わざと意地悪な、もしくは威圧的な内容の質問や反論をし、これに対する応答・対応を評価する面接方法である。」
 

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1.圧迫面接の意図を理解しよう!



圧迫面接を攻略する1つ目のポイントは、圧迫面接の意図を正確に理解することにあります。

そもそも、なぜ面接官がワザと緊張感のある空気を作り出し、就活生の発言に質問や反論を繰り返すのでしょうか?

緊張感のある空間は面接官にも居心地が悪いですし、圧迫面接を受けた就活生は最悪の気持ちになります。

それでも圧迫面接をするのは、「緊張感のある状況でも能力を発揮して成果を出すことができる人材が欲しい」からです。
「ストレス耐性が高い人材」とも言い換えられるでしょう。

面接という限られた時間のなかでストレス耐性の是非を判断するためには、面接官が緊張感のある雰囲気を生み出し、就活生を試すのが効果的な手法なのです。

このような背景を理解したうえで、圧迫面接に遭遇した時には「これは圧迫面接だ!」と認識するようにしてください。

自分で自分の置かれている状況を定義することで、思いのほか落ち着くものです。


2.常に平常心かつ論理的に!



そして、次のポイントは「常に平常心を保ち、論理的である」ことです。

ここで最も注意すべきは、感情的な反応をしてしまうことです。
泣いてしまったり、声を荒げて反論することは避けたいところです。

先ほども述べたように、「緊張感のある場面でも落ち着いて力を発揮する人材」を圧迫面接で面接官は探しています。

あなたの自己PRや志望動機の細部に至るまで、様々なツッコミを受けることになりますが、一つひとつの質問に落ち着いて論理的に答え続けてください。

「ちょっと違うんじゃない?」と面接官から言われた時には以下のように対処してください。

<まずは素直に相手の主張を聞く>

「どのような点で疑問に思われたのでしょうか」と聞き返してみましょう。
面接官が正しいと思ったら、「確かにその通りだと思います。私は○○と思っておりましたが、今後は改めます。」などと素直に認めることも重要です。

<相手の主張に違和感を覚えたら>

「さきほど(面接官は)〜とおっしゃられましたが、○○と私は認識しています。」と切り返し、論理的に反論してください。

就活生が落ち着いていて、主張が論理的であれば、必ず印象もUPします!

自己PRや志望動機のクオリティを無理に上げるのではなく、「平常心で論理的に」を心がけるのがベストです。


3.失敗してもくよくよしない!



3つ目は、「失敗しても諦めない」ことです。

就活生の誰もが通常の面接でさえ苦戦するのですから、圧迫面接を全く問題なくこなす就活生なんてそう多くいるはずがありません。

圧迫面接を乗り越えるためには、数回の失敗も厭わない精神力が必要です。

たとえ失敗してしまった時でも「今日はここがマズかった。次回こそは!」と反省し、その面接も無駄ではなかったとポジティブに捉えましょう。


4.本当に圧迫面接なのか見極めよう!



そして4つ目のポイント。
自分では圧迫面接だと感じても、面接官はそのつもりがない時があります。

人は聞かれて困ること(分からないことや自信のないこと、隠したいこと等)を突っ込まれた場合に、心理的に"圧迫されてる"と思ってしまうことも。

この時には面接官は圧迫してません。
ただ純粋に聞きたいことを確認しているだけです。

"圧迫されてるかも...?"と感じたら、今自分が困っているだけなのか、本当の圧迫面接なのかを客観的に確認してみてください。

前者の場合、面接官は攻撃してきません。
落ち着いて回答していくよう心掛けましょう。


さいごに


いかがでしたでしょうか?

圧迫面接は確かにハイレベルな能力を要求されますが、無理矢理「最高な自分」を作り上げる必要はありません。

「平常心」かつ「論理的に」-この2つの原則を満たしていれば、必ず良い結果が生まれますので頑張ってくださいね。

それでは。

(ライター:KSG「就職活動支援サークル よこりく」代表)