OB訪問、説明会、面接のその前に!新聞の電子版を活用せよ

2016.4. 7  1191Views

皆さん、こんにちは。常見陽平です。

やっぱり就活に新聞は欠かせない?


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 「春の新聞週間」のキャンペーンで、私のインタビューが全国の各紙に掲載されました。本日は、北國新聞に掲載されたようです。石川県の企業の人事担当者から「見たよ」とご連絡を頂きました。ネット上では朝日新聞デジタル版に掲載されているものがあります。よろしければご覧ください。

 このインタビューにあるように、私は幼い頃からずっと新聞が大好きです。今もメインの情報源は新聞です。私自身は一時、ネットニュースで原稿を書きまくっていたわけですが、自分の情報源としてはネットをあまり利用しません。裏側を知っているからです。いまだに玉石混交だなと思っています。低予算で作っていますし。新聞はその点、丁寧です。プロの記者が取材をし、読むべき記事を紙面に載せているわけですから。


 就活において、皆さんを面接する管理職、経営者の方の情報源もまた新聞なのですね、未だに。だから、就活に合わせて新聞を読むのはやっぱり有効なのです。


電子版で新聞の価値が変わった!


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 この就活に合わせて新聞を読み始めるというのは、昔からの光景ではありますが...。ここ数年、新聞は電子版の波がきており、進化しています。これは単にコンテンツがウェブ上で読めるというだけではありません(まあ、無料で読める新聞社のサイトは、まだそのレベルのものもありますが)。電子版ならではの機能が充実しています。

 まず当たり前のようで、便利なのがサイト内検索機能です。過去の記事から業界名、企業名で検索をすることができるのです。OB訪問、説明会、面接のその前にとりあえず新聞社のサイト内で検索するだけで過去の記事を一通り読むことができます。最近の抑えておくべきニュースも見逃さないですみます。面接で「将来はこんな新規事業をやりたいです!」なんてことを言った後に「いや、それ先週、やるって発表したんだけど...」と面接官に突っ込まれるなどということを避けることができます。

 個人的に気に入っているのは、日経電子版のMyニュース機能です。キーワード登録したニュースを見逃さないですみません。なんといっても嬉しいのは朝と晩に関連記事をまとめてメールで送ってくれることですね。

 なお、新聞をとろうと思っている方は各社の学生向けセミナーに行くことをオススメします。新聞の読み方を一通り教えてもらえる上、特典までもらえることも。特にこの読み方セミナーは、担当している社員の説明が神レベルというか、名人芸で、よくわかります。

 まあ、何より、新聞は読み物として面白いです。やや新聞社の回し者っぽくなってしまいましたが(新聞社さんのセミナーに登壇することも多いのですが)、就活に合わせ皆さんも新聞を読みましょう。

執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。