業界・企業の動きをとことんウォッチせよ!いまやるべき「配活」

2015.10.14  502Views

皆さん、こんにちは。常見陽平です。

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内定から卒業まで、何をするべきか?



10月です。内定辞退が多かった企業においては、内定式の日程について目処が立たないこともあるようですが、学生は内定を持っているようです。リクルートキャリア社が10月13日に発表した「10月1日時点での大学生の就職内定率(速報値)」は86.4%でした。内定先に納得がいかず、就活を続けている学生もいるようですが、とはいえ、就活時期繰り下げになっても内定率は昨年同時期の86.0%と同水準になっています。

採用担当者をしていた頃も、今も内定を持っている学生からは「卒業までに何をやっておくべきでしょうか?」という質問を頂きます。これまた、月並みですが、「学生時代しか、できないことをやりましょう」というのが私の答です。個人的には、卒論や卒業研究に力を入れることは、まさに学生時代でしかできないことですし、後悔しないようにやりきった方が良いと思います。長期の海外旅行や留学などに行くことも、学生時代の方がやりやすいことですね。そう、海外旅行もそうですが、留学に行くという手もあるのですよね。やや意識の低い発言に聞こえるかと思いますが、いつもの生活そのものが、学生時代にしかできないことなのですよね。通学して、学食で友達と食事をし、講義を受け、サークルやバイトに出かける、と。

というわけで、まずは内定者には「学生時代でしかできないこと」とは何かを考え、それをやりきってほしいです。


「配活」をするなら、まずはもう一度、業界・企業研究を



一方、「いまのうちに圧倒的に成長して、社会人生活のスタートを良いものにしたい」「希望通りの配属を勝ち取りたい」などの理由から、内定者のうちに準備をしたい人もいることでしょう。後者の理由は、最近、流行りの「配活(配属に向けた活動)」とも関連しますね。

何をするべきでしょうか。必ずやるべきなのは、業界・企業研究ですね。内定が出た今こそ、これに力を入れるべきでしょう。新聞・雑誌などで就職先の業界・企業に関する情報を集める、内定先のホームページを定期的にチェックし関連するニュースを把握しておくなどは、みなさん、当然やっていますよね?特に内定先のホームページにはメディア露出情報などもアップされるので、最新の情報をつかむ上で活用できます。

特に、経営者のインタビューのチェックは必ずやっておくべきです。各種メディアに載っていなくても、自社のサイトなどにはよく掲載されているものです。上場している企業などなら、IRコーナーをチェックすると決算発表会などで経営者がスピーチする動画などがアップされていたりもします。本当に行きたい部署があるなら、今一度、現役社員に話を聞きに行くのも手ですね。

情報を集めるために、就職先の業界や企業にちなんだ卒論を書く人もいます。卒論は、自分のやりたいことをやってほしいのですが、これも手としてはありですね。
なお、このように自ら力を入れなくても、企業も内定者専用のSNS、内定者研修など、内定者向けの情報発信や研修などにかなり力を入れており、それだけで大忙しという人もいるでしょう。ただ、学生生活は基本、一度だけのものなので、うまく優先順位付けをしましょうね。

前述したように、まずは学生にしかできないことをやりきることをおすすめしますが、入社に向けて何かを頑張りたいなら、まずは改めて業界・企業研究、情報収集からはじめてみましょう。

執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。