就活本格化の前に、まず先輩の手帳を見せてもらえ!

2011.1. 6  991Views

こんにちは、常見陽平です。

3年生の1月になると、就活もいよいよ会社説明会や選考が本格化します。
いくつもの説明会に参加し、並行してOB・OG訪問やリクルーターとの面談、夜はエントリーシート執筆という毎日が待っています。


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先輩の手帳を見せてもらえ!


 
忙しくなる前に、皆さんにぜひやってもらいたいことがあります。

それは、親しい先輩に昨年のこの時期の手帳を見せてもらうことです。

就活中の手帳は思い出深く、捨てずにとってある人が多いですね。
お願いすると、意外にも見せてもらえるものです。
まぁ、デートの予定などプライベートすぎる部分は、見せてくれないかもしれませんが。
先輩がこの時期、何をしていたのか、どんな風に予定をやりくりしていたのかは参考になります。

スケジュール管理、手帳術に関しても学ぶことが多いことでしょう。
就活をキッカケに手帳を本格的に使い始めた方も多いことと思います。
まだまだ慣れていないことでしょう。先輩の技に学びましょう。

目標設定と行動管理はデキる社会人の基本です。



手帳をうまく活用した先輩たちの事例



◆大手食品メーカー内定者
大手食品メーカーに就職した方の手帳を見せてもらったことがありますが、2月中はエントリーシート提出の締め切りを意識しつつ、日々、OB・OG訪問のアポを入れていました。

先輩に会う度にモチベーションが上がり、社会に関する知識も増えていったとのことです。


◆不動産仲介斡旋会社内定者
この学生は、行動のペースを落とさないためにいつもスケジュールが真っ黒になるまで予定を入れていました。
まぁ、やり過ぎるとテンパってしまいますが。
彼は毎朝、今日必ずやることを手帳に書き出し、夜には振り返りをしていました。
これにより、やるべきことを確実にやりきっていました。


◆商業施設運営会社内定者
この学生は、昨年のこの時期に「夏までに就活を終える」ということを意思決定し、そのためにいつ何をすればいいかをイメージしていました。

結果として、4月の段階で内定が出て思ったよりもずっと早く就活は終了したのですが。



先輩の手帳を見せてもらい、内定までのイメージをつかんでみましょうね。

執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。