準備が大事!ハイレベルなコンサルティング業界のインターンシップ

2015.7.23  488Views

近頃多くの企業が実施するようになったインターンシップ。企業のことを知る良い機会であり、また自身の成長にもつながることから、夏休みを利用して参加される方も多いかと思います。


しかし、ただ漠然とインターンシップに参加するのでは、得られる学びも少なくなってしまいます。
貴重な時間をインターンシップに使うのですから、しっかりと準備をして、多くの学びを得たいところ。
今回はインターンシップの中でも特に準備が有るのと無いのとで大きな差が出る、コンサルティング業界のインターンシップの準備について紹介します。

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1. コンサルティング業界のインターンシップの特徴


コンサルティング業界のインターンシップの多くは、企業が過去に担当した実際の案件を元にした仮想の案件でコンサルティングをやってもらうプロジェクト型のインターンシップです。
中にはクライアント名を伏せた上で、実際の案件のデータを使ってコンサルティングを行うところもあります。
筆者の経験したインターンシップでは、「とある外食チェーン店の売上が黒字にせよ」という課題のもと、13店舗分の詳細なExcelデータを渡されました。


コンサルティング業界のインターンシップは、インターンシップで活躍した学生はその後の選考に呼ばれることも多く、早期内定につながるため、しっかりと活躍したいところです。
ですが高い論理的思考能力を持った学生たちの中で高い存在感を出していくことは、容易なことではありません。



2. 準備で差をつける


そこでオススメしたいのが、事前準備で差をつけるというやり方です。
コンサルティング業界のインターンシップは確かに優秀な学生が多く集まりますが、3年生の夏という時期なので、皆まだまだグループワークの経験やビジネスの知識といったインプットが足りていません。
ゆえに多くのインプットをした上でインターンシップに臨めば活躍できる可能性が高まります。
では何をどんな風にインプットすればいいのでしょうか?オススメの方法を2つご紹介します。

1.「コンサル出身者の著書を読む」


多くの学生は面接対策本は読んでいますが、例えばコンサルティング業界の大御所である大前研一さんの著書を読んでいる学生は案外いません。
こうした本を読んでおくと、コンサルティングという仕事の全体像を掴んだ上でワークを進められるなど、ビジネスに関する知識を蓄えることができます。

中でもコンサル業界のインターンシップを受けるのであれば、少々古いですが『[新装版] 企業参謀 戦略的思考とは何か 』(大前研一著/プレジデント社)はオススメです。


2. 「他のインターンシップを経験しておく」

コンサルティング業界のインターンシップを受ける人にありがちなのが、志望をコンサルティング業界に絞ってしまい、自分が強く志望しているコンサルティング企業が初めてのインターンシップ、というケースです。

しかし、ただでさえ難しいと言われるコンサルティング業界のインターンシップが初めてでは、その期間内に活躍するのは非常に難しくなります。
コンサルティング業界以外のインターンシップでも構わないので、事前に他のインターンシップを受け、グループワークの経験を積んでおくとよいでしょう。コンサルティング業界の取引先はメーカーや流通など他業界ですし、お客様(=他業界)を知るきっかけや視野を広げる良い機会にもなります。



さいごに


コンサルティング業界でのインターンシップは、活躍さえできれば早期内定につながる可能性があります。
翌年が本番だからと気軽に捉えるのではなく、目先のインターンシップの準備をしっかりして、内定獲得につなげてみてはいかがでしょうか?


(ライター:こうたろう)