やりたいことがわからない!という方へおくる、自分に合う業界や企業の探し方

2013.8.27  7809Views

就活以前に、自分が何をしたいのかわからない!

...なんて悩んではいませんか?
そんな方々に、今回は自分に合う業界や企業の探し方のテクニックを教えます。


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1.新聞を流し読みし、興味のある記事から考える



興味・関心から仕事を選ぶというスタンダードな方法ですが、ここでは新聞を用います。

まず、1週間位の新聞を用意し、全体にサーっと目を通し、気になった記事をピックアップします。
(企業情報が豊富な『日経新聞』がオススメです)
スクラップも良いですがやや面倒、蛍光ペンなどで大胆に丸をつけてしまうのが楽ですね。

そして、その記事を並べて整理してみてください。
何か偏りや共通事項はありませんか?

私の場合、「地域活性化」「インフラ」というキーワードが浮かびあがってきました。
そこから、記事に書かれた企業や関連会社を調べていく...という方法です。
しかしながら、学生が関心を寄せることは大体似てしまいがちなので、意外な関心事項が見つかったら、「ラッキー」と思う程度にしましょう。



2.絶対に「やりたくないこと」のリストアップ



働き方から仕事を絞っていく方法です。

例えば
・土日は絶対に働きたくない
・上下関係が強固で風通しの悪い雰囲気が苦手
・全国転勤はしたくない
・接客業はバイトで十分だ
...など。

これを考えるだけでも、だいぶ仕事は絞れます。

沢山挙がりすぎてしまったら優先順位をつけていきます。
そうすると、この逆パターンで「理想の働き方」も考えられ、次第にどんな働き方がしたいのかも自然と見えてきます。
公務員志望の方は比較的、このような考え方ができているようです。
「安定第一、福利厚生がよく出産後も働ける」といったようにです。
このような考え方を、民間企業を受ける人も同じようにできるといいですね。



3.自分の将来設計を考えてみる



働き始めて、1年後...5年後...10年後。あなたはどのようになっていたいでしょうか。

すぐに結婚して家庭に入りたいのか(今は専業主婦/主夫になることはなかなか難しい世の中ですが)、
独身でバリバリ定年まで現役を貫きたいのか、
スキルアップして転職したいのか...

同じく将来の働き方から仕事を絞っていきます。



小ワザではありますが、私が参考にしたのは『就職四季報(女子版) 2014年版 』(東洋経済新報社)、特に【入社3年後離職率】の欄に注目しました。


「転職はせず、1社で長く働き続けたい」と考えていたからです。ブラック企業かどうかを判断する基準にもなりますしね。
企業の財務体制や福利厚生、どの適性検査が行われるか等が企業ごとに図鑑のように分かる『四季報』を、今後ぜひ活用してみてください。
思わぬ企業との出会いもあるかもしれませんよ。


さいごに



就活ではよく「軸」と言う言葉を耳にします。
ちなみに私の軸はと言うと...小さな女子大に通っているので、「母校のような、こぢんまりとしてても良いから(=大企業でなくても構わない)、面倒見が良く(=福利厚生)、アットホームな環境で働きたい」というものでした。
もちろん面接ではそんなこと言いませんでしたが(笑)


仕事で夢を叶え、自己実現することももちろん素敵なことです。
しかし、働くと言うことはそれが全てではありません。生活の一部となり、何年も続いていくことです。

弊サイトに連載している常見陽平氏も「どう働きたいか、誰と働きたいか」を考えることを強く勧めています。
就活は、「自分の幸せ」について立ち止まって考えてみる時期なのではないでしょうか。
この記事が皆さんの軸作りに繋がれば幸いです。



(ライター:ゆい)