「学生時代に力を入れたことがナイ!」という方へ!就活前に取り組みたい3つのこと

2013.7.16  40268Views

「学生時代に力を入れたこと」(通称、ガクチカ)は就活で聞かれる設問トップ3に入るといっても過言ではありません。

就活本のES例を眺めても「そんな学生、どこにいるんだよ!」と突っ込みたくなるハイスペックな事例ばかりです。

そこで今回は「サークルもバイトもしていない...授業もよくさぼってた...学生時代頑張ったことなんて無いよ!」というフツーの就活生予備軍の方にお送りします。

a0003_001865.jpg


1.勉強



「ガクチカが『勉強』だなんて、今どき人事にウケない...」と考えている方へ。

実は官公庁系のおカタイ業界をはじめとして、学業を頑張ったということは意外と高評価なのです。

しかも、今まで何もやってこなかった人もこれからの「卒論・卒研」に向けて頑張れば、嘘をつかずに「学生時代力を入れたこと」の事実ができるのです。
ゼミの教授にベッタリくっついて指導をしてもらったり、卒論の企画書を今から作ったり、できることは沢山あります。

また、既に行きたい業界が絞れているようなら、その業界のことを卒論などのテーマにすることで、企業研究もできてしまいます(専攻が社会科学系の方は特に!)。

なんといっても勉強は学生の本分ですので、ぜひ頑張ってみてください。



2.趣味



「長期休暇なんだから好きなことを好きなだけしたい!」
ごもっともです。

私が就活をしていて、他の学生さんの「ガクチカ」アピールで意外と多かった内容の一つが「アイドルのおっかけ」でした。
アピールの方法によっては趣味は効果的なのです。

では就活ウケの良い「趣味」とはなんでしょう?実際にあった事例を紹介します。

●趣味+αのこだわり

たとえば、私の趣味は「読書」でした。
平凡な趣味でESに書くことが敬遠されたりもします。

しかし私はアピールの際、ただ「読書」というのではなく「年間100冊読むとノルマを決めて実行/読んだ本全ての記録と感想を携帯サイトで残していた」と言ったのです。

このように、趣味にひと工夫加えると平凡な趣味でも埋もれません。

ですから「料理(カレーをスパイスから作る)」「筋トレ(ダイエット法を考案)」など趣味に+αとなるものを考えてみましょう。

●おじ様ウケする趣味



面接官は選考が進むにつれ、役職は高くご年配の方になる傾向があります。

ですから、おじ様ウケの趣味をもっていると面接で会話が弾み、好印象を残せるかもしれません。


ある内定者は趣味が「蕎麦」でした。

首都圏近郊のおいしい蕎麦屋巡りをすることが趣味だそうですが、「それはぜひランチに行きたいから、良い店を教えてくれ!」と食いつかれたそうです。

3.アルバイト・サークル



今、アルバイトやサークルをしているけど「ただなんとなくやっている」「役職なんてついていない」という方へ。

これも趣味と同じく、普通の行動に+αをしてみてはいかがでしょうか?

アルバイトでいつもしていなかった仕事が効率化する一工夫をしてみるとか、サークルの出欠確認のメーリスに誰よりも早く返すとかです。

そして、それをある程度の期間を「継続」することが大事です。

ただ一回やっただけでは「就活のネタ感」が丸出しですし、継続した結果がどうなり、そこから何を学んだかを考え、次の行動につなげていきましょう。

このような行動をビジネスの世界では「PDCAサイクル」(Plan<計画>、Do<実行>、Check<点検>、Act<実行>)と言います。

この習慣がついている人材を企業も欲しがるのではないでしょうか?

さいごに



ぜひ就活本番が始まる前の「まとまった自由な時間」を有意義に使うために役立てていただければと思います。

こちらの同じテーマの記事もぜひご参考くださいね。

まだ間に合う!「学生時代に頑張ったこと」をこれから作るための5つのポイント

(ライター:ゆい)