ゼミのプレゼンテーションは就活にも役立つ!プレゼンが上手くなる3ステップ

2011.10.18  9078Views

ゼミに所属していると、年に数回は発表(プレゼンテーション)の順番が回ってくるものです。

研究の成果を皆の前で発表するゼミのプレゼンテーションを一所懸命に頑張っておくと、ご自身の研究のためにもなりますし、面接やグループディスカッションなど人前で話す機会も多い就活にも非常に役立ちます。
まさに一石二鳥なゼミ発表なのですが、そのせっかくの機会を活かしきれていない方が非常に多いです。

そこで本日は、ゼミでのプレゼンを就活に活かす方法についてご紹介していきます。

<関連記事>
「就活前にゼミを頑張ったほうがいい3つの理由」

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1.自分で理解してから発表するようにしよう!


まず発表内容を自分で一所懸命理解してください。

ゼミの直前で準備に追われてしまうと、「まだよく分からないけど、このまま発表してしまおう」とついつい甘えがちですが、それでは発表を聞いてくれている人には伝わりません。
当然、ゼミでの好評価は望めないでしょう。

就活もゼミ発表と同じで、自分自身の考え方や経験を分かりやすく伝えられないことは命取りになります。
就活が本格的に始まる前に、ゼミで「理解してから人に伝える」癖をつけておきましょう。

2.練習なしには上手くならない!


面接では、限られた時間で自分をアピールしなければなりません。
それにもかかわらず、ダラダラと話をしてしまったり、緊張してしまったりするのは致命傷ですし、練習不足です。

ゼミのプレゼンは、
・制限時間があること
・分かりやすく伝えなければならないこと
において就活と同じ性質を持っています。

ゼミのプレゼンは面接のいい練習材料になりますから、ぜひ真剣に取り組んでいただきたいと思います。

ところで、誤解している人が非常に多いのですが、練習なしで上手なプレゼンテーションをしている人なんていません。
発表がうまい人というのは、しっかりと準備をしているから上手く見える(見せている)のです。 
優れたプレゼンテイターとして知られている故スティーブ・ジョブス氏でさえ、本番前には何時間もかけてリハーサルを行っています。

<参考文献>
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則 」(日経BP) 

<参考映像>
iPhoneを発表するスティーブ・ジョブズ(youtube)

誰でも練習すればいい発表ができますので、ゼミのプレゼンの前に数時間は練習をするようにしましょう。
ゼミ発表が上達すれば、面接でも優れた受け答えができるようになります。

3.原稿なしで発表できるようにしよう!


堂々と話している人の話は自然と魅力的に聞こえるものですが、
顔を下に向けて自信の無さそうな話し方をしていると、同じ話でも全く魅力を感じません。
表情というのは、それくらい人の印象を左右しています。

ゼミのプレゼンで止めていただきたいのは、原稿を見てブツブツとした口調で発表をすることです。
確かに原稿を作っていて用意周到という面では評価できますが、原稿を見たまま話されると話の内容が全く伝わってきません。
もちろんメモ程度は発表の際に持っていても大丈夫なのですが、終始原稿を見っぱなしというのは金輪際終わりにしましょう。

「でも、原稿がないと発表できません...」
その解決策はたった一つ、「練習」を重ねてください。
普段の何倍も時間をかけて、一度プレゼンの準備と練習をしてみましょう。
ゼミの難しい内容を原稿なしで発表することができれば、堂々とした態度で面接もこなすことができます。

ゼミの発表で培ったプレゼン力は面接では最強の武器になりますよ!

さいごに


プレゼンの練習をして話すことに自信を持ち、人前で話すことに慣れてくると、
話す内容に説得力が生まれ、相手の納得感も増すようになります。
プレゼンに慣れておくと面接で話すことも自信が持てますし、想定外の質問にも対処できるようになります。

また、あまり多くありませんが、一部の面接では資料持参でプレゼンテーションがある場合もあります。
資料はゼミのレジュメやスライドと同様に、「分かりやすく」「簡潔に」「見やすく」を心がけていれば大丈夫です。

筆者もある企業の最終面接でプレゼンがあったのですが、問題なく終えることができました。
ゼミのプレゼンは大変だと思いますが、十分に就活に活きてくるので気を抜かずに頑張りましょう!

それでは、また。

ライター:KSG(「就職活動支援サークル よこりく」代表)