就活本番前にやっておくと超お得!?SPIのテストセンター対策3つのポイント

2011.9.28  167442Views

就活にはテストセンターやWebテストなどの「学力試験」がつきものですが、皆さん対策は進んでいますか?
自宅や学校など慣れ親しんだ環境で受験することができるWebテストはまだいいのですが、試験会場で受験する「テストセンター」は非常に厄介です。

そこで、本日は誰にでも簡単にできるテストセンター対策の秘訣をご紹介します!

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テストセンターってどんな試験?


まずは「敵を知る」ことから始めましょう。

テストセンターとは,学力試験で広く採用されている「SPI」(エスピーアイ)のうち、会場で受験するテスト方式のことです。試験範囲は「言語」・「非言語」・「性格」の3分野が主ですが、一部には「英語」を課している企業も多くあります。リクナビ2012によると、2009年度に実施された学力試験のうち、49.2%がテストセンターで実施されているそうです。

テストセンター方式では、「テストセンター」と呼ばれる会場に出向き、備え付けのパソコンに表示されるSPIの問題をパソコン上で解答していきます。計算用紙が2枚ほど配布されますが、解答はパソコン画面の選択肢を選ぶ方式になります。

テストセンターは皆さんが慣れ親しんでいる「ペーパー」での試験ではないことを覚えておいてください。

<参考記事>

適性検査の種類を知っておこう!



テストセンターの3つの「壁」を乗り越えよう!


ここでは、テストセンターを受験する上で考えられる問題点と解決策をご紹介します。

ケース1 「どうしても緊張してしまいます」
これはよくあるケースですよね。
冒頭でも述べたように、テストセンターは直接会場に出向き、解答する試験です。当然、初めのころは行き慣れていませんから、日常よりも緊張を強いられます。

これを解決するには、

●テストセンター独特の緊張感のある雰囲気に慣れてしまうこと
●問題演習をやり込んで問題に慣れてしまうこと
が必要です。

最初は緊張しがちな方でも、慣れてくると少しずつ自然体になることができます。本命の企業でテストセンターが実施される前に、練習でテストセンターの受験をしてみるのもお勧めです。

志望する企業の就職試験の種類を知りたい方は、

この業界・企業でこの「採用テスト」が使われている! 【2017年度版】

の付録に掲載されているので、確認してみましょう。


ケース2 「パソコンの画面が遠くて,問題を解きにくい!」
このケースは筆者が最も苦戦したケースです。
学生時代のテストはペーパー式ですし、問題用紙に直接計算をすることができました。しかし、テストセンターは問題が「画面上に」表示され、「手元の計算用紙で」計算しなければなりません。見なければいけないポイントが多いため、苦しんでしまうんですね。
こちらは日常のテスト対策をする時に、以下のような配置で勉強をすることで解決できます。

<テストセンター対策の理想的な勉強スタイル>
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(写真中央の本がSPI対策本です)


ケース3 「結局、どの問題集を使えばいいの?」
書店に行くと就活コーナーは様々な対策本であふれていますね。非常に分かりやすいものから「これは全然テストセンターじゃない」といった出来のものまでピンキリです。

筆者も数冊やりましたが、SPIノートの会が出版している、


【SPI3のテストセンター対策用】これが本当のテストセンターだ! 【2017年度版】


が一番オススメです。
この本を繰り返しやっていれば、テストセンターは問題ありません。ケース2でご紹介した対策方法と共にご活用ください!


高得点を早めに取ってしまおう!


テストセンターは出来る限り早い段階で高得点を取ってしまいましょう。

なぜならば、テストセンターでは「点数の使い回し」ができるからです。

例えば、A社のテストセンターで高得点を取ることができたと確信できた場合には、B社にA社の時の結果を送付することが可能です。一度テストセンターの出来に納得できれば、その後テストセンターを受けなくて済みますので、節約できた時間で他の就活をすることができます。

筆者は2回目のテストセンターで納得することができたので、その後は一度も受け直しませんでした。(1回目で大失敗し、当時の第一志望に落ちたことで相当落ち込みましたが)

なお、テストセンターでは点数の開示制度はありません。
「使い回し」して「お祈り」をいただいた際には、テストセンターの出来が芳しくないことが予想されます。

その場合には、もう一度素直に勉強し直して、テストセンターへ出向くようにしましょう!

<参考記事>
筆記試験対策を後回しにしない!やる気を出すための5つの工夫


さいごに


いかがでしたか?

学力試験の対策は成果が出るのが早い人もいれば、遅い人もいます。
時期は人によって違うかもしれませんが、努力した分だけ必ず報われます。

学力試験に限らず、就活というのは結果が出るまでに時間を要するものです。
「時間がかかって当たり前」と気長な心持ちでいる方がむしろ自然体な自分を出すことができます。
焦らず、着実に、少し就活を楽しむくらいの余裕を持って、これからも頑張ってくださいね!

それでは、またお会いしましょう!

<参考記事>
Webテストで良く出てくる、「玉手箱」対策5つのポイント
今日から始めよう!GAB・CAB対策のための勉強法

(ライター:KSG(「就職活動支援サークル よこりく」代表)