選考に臨む前に!知っておきたい6つの適性検査

2011.1.18  87207Views

選考が始まると、よく出てきて悩ませるのが適正検査。

今回は、適性検査の種類について書いていきます。

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SPI検査(SPI3)


リクルートマネジメントソリューションズ社が作成した就職採用用のテスト。
みなさまの中にも、今この対策をしている方が多いのでは。

・言語能力(同意語、反意語、四字熟語、二語の関係等、いわゆる国語)
・非言語能力(鶴亀算、濃度、年齢算、仕事算、旅人算、確立、不等式等、いわゆる算数)
・性格検査(性格の、行動、意欲、情緒の項目にて測定するもの)


の3つからなるテストです。
古いバージョンであるSPIは2005年に廃止され、2013年からはSPI3が最新のものとなっています。

実施方法としては、以下の4つがあります。

・テストセンターで受験:指定の試験会場にて、会場内のパソコンで実施
・企業にて受験:企業内のパソコンにて実施
・Webテストで受験:自宅などのパソコンにて実施
・ペーパーテストで受験:マークシート方式のペーパーテストで実施


実施方法や企業により出題範囲が異なるため、どの問題が出ても困らないよう網羅的に対策をしておきましょう。

※参考記事:
就活本番前にやっておくと超お得!?SPIのテストセンター対策3つのポイント


玉手箱


日本SHL社が作成した就職採用用のWEBテストです。
SPI2と違い、英語が科目として入っています。

・計数(四則計算、図表の読み取り等)
・言語
 ・GAB形式の言語(本文を読んで後の問題文がその本文の内容に論理的に合っているかを選ぶもの)
 ・IMAGES形式言語(本文を読んで、その後の問題文が本文の趣旨かどうかを選ぶもの)
・英語(GAB言語、IMAGES言語)
・性格、意欲検査

※参考記事:
Webテストで良く出てくる、「玉手箱」対策5つのポイント


GAB


日本SHL社が作成した、新卒総合職の採用用テストです。
知的能力(言語・計数)とパーソナリティについての測定します。
ペーパーテスト版の他に、WEB版もあります。
(玉手箱でも似たような問題が出題されています。)

・言語(長文を読解し、その後の問題文が論理的に正しいか判断するもの)
・計数(様々な種類の図表を読み取るもの)
・性格

※参考記事:
今日から始めよう!GAB・CAB対策のための勉強法

CAB


日本SHL社が作成するテストで、SEやプログラマーなどに必要な能力を測る「コンピュータ職適正判断テスト」です。
「知的能力」「パーソナリティ」だけでなく、「バイタリティ」「忍耐力」「チームワーク」など、9つのコンピテンシーについて分析するため、コンピュータ関連以外の他の業界でも導入しているところもあります。


・暗算
・法則性
・命令表
・暗号読解
・性格テスト


TG-WEB


ヒューマネージ社作成のWEB版キャリアパーソナリティ適性検査です。
ここ数年の間で実施企業が増えているテストです。
いわゆる「ハイパフォーマー」と呼ばれる"その企業で実績を出せる人材"を探すためのツールで、他のWEBテストに比べて難易度が高いと言われています。


上記の5つのテストは、実施時間が短く問題量が多いため、事前に対策を取ることが効果的です。

問題集を解き、問題に慣れていきましょう。


クレペリン検査


内田クレペリン検査といい、ドイツ精神医学者のクレペリンが行った研究理論を元に、
内田勇三郎が更に研究して作業検査として確立させた性格検査のことを指します。


検査の方法とは、検査用紙に並んでいる一桁の数字を左端から順番に足し算していきます。
1分たったところで2段目に移り、次の1分で3段目に移る...ということを繰り返していきます。
前半15分、休憩5分挟んで、後半15分行います。


検査終了後、各業の最後の計算された数字を線で結ぶと曲線(作業曲線)が出来ます。
その人の性格によって作業曲線に特徴が出ることから、
性格検査として取り入れられるようになりました。


クレペリン検査は対策が出来ません。
性格検査ですので、出来ないようになっています。
同じ作業を繰り返すもので結構大変なので、前日にしっかりと睡眠を取るようにしましょう。


さいごに


いかがでしたか。

適性検査は種類が様々ありますが、その企業によって使う検査は異なってきます。

受けたい企業がどの種類の適性検査を使うのかを調べて、それに合わせた対策を取っていきましょう。