もう、内定が出ている でも、人の就活で焦らない

2011.4. 4  4597Views

こんにちは、常見陽平です。
4月になりました。
大震災はまだまだ人々の生活に影響を及ぼしていますが、
予定通り、入社式を行った企業も多数です。


4月1日は有給休暇をとっていたのですが、寄っていたお店に新人同士や、
新人とその上司とみられる人たちが入ってきて、微笑ましかったです。


しかも、そのお店は新人時代に通っていたお店。
10数年前の自分を眺めているかのようでした。




「内定出ました!」そう、実は就活は続いている






この週末、何人かの学生から連絡をもらいました。
「内定出ました!」という報告です。


そう、大震災の影響により、採用活動延期の動きが見られましたが、
当初の予定通りに採用活動を継続している企業もあります。


毎年のことではありますが、選考がスタートすると、畳み掛けるように面接が何度もあり、
数日で内定が決まっていきます。


特に今年は、採用を延期した企業においては、この動きが顕著になりそうな予感です。
もっとも、業界ごとに採用時期が分散していることもあり、内定が出た学生も納得いくまで続けるそうですが。
各社の採用担当者と話をしていても、今年の学生は採用環境が厳しいと言われている割に、
危機感がなくゆっくりしていると言われています。


日本学術会議が提案し、大手企業が導入を表明した「既卒3年以内は新卒扱いとする」というルールも、
それに拍車をかけたと言います。


また、就職留年もすっかり定着しており、中には留年して納得いくまで活動したいという層も現れています。
さらに、大震災により採用スケジュールが遅れたことは、学生たちを戸惑わせています。
気づけば、内定につながる行動を何ひとつできない、あるいはやっていないという状況になっています。




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自分のスケジュールに責任を持とう






このコラムでも何度も書いていますが、別に内定がたくさん出ることや、
早く出ることはえらいことでも何でもありません。
まぁ、早く出る分、残りの大学生活を充実させることができるという考え方もありますが。


でも、内定につながる行動をしなければ、内定はいつまでたってもでないということは意識しておくべきです。
もっとも、人に内定が出たからと言って、極端なまでに焦る必要はありません。
受けている業界・企業によってスケジュールも違うわけですから。
特に今年は顕著ですし、来年以降もスケジュールはさらに分散していく可能性はあります。
一方、自分が受けている業界・企業はいつが選考のピークになりそうなのか、
いつごろ内定が出そうなのかは押さえておくべきでしょう。
内定までのスケジュールをイメージすることですね。
業界・企業によっては「延期」とだけ発表されていて、いつになるか分からず、
疑心暗鬼になることもあるでしょうけど。










内定に一歩近づくべく、スケジュール、モチベーション、健康を具体的にマネジメントしていきたいですね。


執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。