社会人を面白がってみよう!1日社会人、カフェ巡り・居酒屋巡りのススメ

2012.9.12  1850Views

皆さん、こんにちは。常見陽平です。




夏休みが終わっていく...




9月も半ばです。
夏休みも終わろうとしています。
いや、一部の大学では既に終わっています。
私は武蔵野美術大学で非常勤講師をしているのですが、9月から新学期が始まっています。
実践女子大学、白百合女子大学も9月下旬には講義が始まります。
私、学生でもあるわけですが、いま大学のHPで確認いたところ、9月最終週に成績発表、10月第1週から冬学期の講義が始まります。


まだ終わっていない人も多いと思いますが...。夏休み、いかがでした?
私、当初の計画が達成できているような、できていないような。
書籍2冊の仕上げと、書籍3冊(単著2冊、共著1冊)の執筆に追われていて、研究にあまり時間をかけられず猛反省しています。
やれやれ。
いや、書籍を書くために、参考文献として、結構な数の本に目を通したのですけどね。


皆さんはどんな夏休みだったでしょうか?
いや、まだ終わっていないのですけど、振り返ってみましょう。
充実していた人も、計画どおりいかなかった人も、何もしなかった人も、なぜそうなったのかという理由を振り返ってみることをオススメします。


単に取り組んだ事実の羅列をするのは、振り返りではありません。
なぜ、自分はそんな過ごし方をしてしまったのか?


実はこれこそ、自己分析ですね。




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「満員電車は疲れた社員でいっぱい」の謎を考えてみよう




さて、夏休みもあとわずかですが...。
就活が始まる前の3年生も、就活中の4年生も、もう内々定が出ている人も、社会を垣間見るために、夏休み中にやってみて欲しいことがあります。


それは「1日社会人観察」です。


朝の早い時間に起きて、満員電車に乗って、オフィス街に行って、その周辺のカフェや会社のロビーに行き、ランチをし、夜は社会人が集まりそうな店で飲み、帰宅するという、社会人と同じ動線で1日を過ごしつつ、社会人を観察してみましょう。
これを就活前、あるいは社会に出る前にやっておくと、よりイメージがわくことでしょう。


よく日本の満員電車は疲れた社員でいっぱいだという声があります。
たしかに、長時間労働者の比率が高いことなどが問題となっていますが、それだけでしょうか。


実際はオフィスや居酒屋では元気だったりするものです。
もちろん、オフィスでは元気に演技せざるを得ないという部分もありますが。
特に居酒屋では元気ですね。


「本当に会社に入るべきなのか?」と悩み出す人がいるかもしれませんね。
でも、「社会人になるってこんなものなのか」と吹っ切れるかもしれませんよ。


就活や社会に出ることに不安になったら、1日くらい、トライしてみましょう。


執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。