夏休みを振り返る!「図日記」を描いてみよう

2011.9.22  1054Views

こんにちは。常見陽平です。




人生最高の夏休みになりましたか?




夏休みが終わろうとしています。
厳密には、もう終わっている人もいるわけですが。


私が講師をしている武蔵野美術大学ではすでに先々週から講義が始まっていますし、
実践女子大学も明日から始まります(そう、祝日も講義はあるのですよね)。


皆さん、今年の夏休みはいかがでしたか?


私は、夏休みという意味ではサマソニに行った他は、原稿執筆以外、特にないのですが...。


今年はインターンシップのルールが変わり、受け入れ型インターンシップ中心のため、
例年のようなワンデーインターンシップをはしごする学生などは少なく、
インターンシップや就活で終わる夏休みにはなっていなかったようですが。


一方、Twitterのタイムラインをみていると、就活関連だけでなく遊びなども含めて何もしなかったこと自慢、
非リア充自慢の場になっていたりもしますが。




「何もしなかった」夏休みだろうと、図日記で振り返りはする








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夏休みが充実していたかどうかはともかく、1つだけ大事にして欲しいことは、振り返りです。


何もしない夏休みだった人も、掲げていた目標を達成できなかった人も、
振り返りだけはやるといいいかなと。


別に絵に描いたような、素晴らしい夏休みの報告を期待しているわけではありません。


「なぜ、こうなってしまったのか?」自分の人格を責めるのではなく、
考えと行動を客観視してみるのはいかがでしょうか?


これもまた自己分析に近く、自分の勝ちパターン、負けパターンを客観視できるものです。


立てていた目標や計画があったとしたならば、達成できたのは(できなかったのは)何故なのかを検証してみてください。
できれば、友人と共有し、ツッコミ合うといいでしょう。


オススメの方法は「夏休みの絵日記」ならぬ、「図日記」を描いてみることです。


A4の紙の上部に夏休みの目標、計画と実行プロセス、結果を図示。
下の部分に解説を文で書きます。
この1枚にまとめる、図と文で表現するのがポイントです。


これは「営業の神様」と呼ばれる人に学んだことなのですが、
図にすると互いの相関や位置づけが明確になる、と。


文章だけだと、ここが明確にならないことがあるわけです(もっとも、明確に書ける人は書けますが)。


ビジュアライズはなかなか大変ですけど、物事を理解するのには使える手段です。






さ、夏休みをしっかり振り返り、気持ち良い新学期を始めますかね。


執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。