マーケティング職志望の方に送る、知っておいて欲しい2つのこと

2015.8.27  671Views

就活もいよいよ大詰めに差し掛かってくると、まだ内定が出ていなくて焦ってしまう方もいるのでは。


時期も時期だけに自分の志望先を広げていく必要も出てきますが、志望先を広げるということは企業や職種を一生懸命絞り込んで就職活動を頑張ってきた人には受け入れられないことかもしれません。
そこで今回は、職種の中でも特にマーケティング職の方へ知っておいて欲しい2つのこと、こだわるリスクと無理のない志望先の広げ方をご紹介します。

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1.職種にこだわるリスク


売り手市場と言われる今年の新卒採用ですが、マーケティング職に限れば買い手市場です。

マーケティング職は、厳選採用を行っている場合が多く、就活生からの人気の高さに反して採用枠は多くありません。
加えて良い人材が見つからない場合、採用予定人数に達しなくても打ち切ってしまうこともあります。

内定をすでに持っているのでなければ、この時期にマーケティング職にこだわるのは危険と言えます。



2.志望先の広げ方


みなさんは「マーケティングってどういう意味?」と訊かれて、答えを返せるでしょうか。

実は一口にマーケティングと言っても、会社によってその業務内容は大きく異なります。
新製品の企画が業務の中心という会社もあれば、広報に近い業務が中心という会社もあります。

そこでオススメしたいのが、これまで選考を受けてきた会社の「マーケティング職」という言葉を、違う言葉に置き換えてみる、という方法です。
そして、置き換えた内容を行うことができそうな職種を募集している会社の選考を受ければ、自分のやりたいことを捻じ曲げずに志望先を広げることができます。
例えば、「サービスや物を作り出す」という言葉に置き換えられるのであれば、物作りに関わることができるようなメーカーの営業職など、です。


また、将来マーケティング職に移るための力をつけられる職種、例えば営業職につく、というやり方もいいでしょう。
マーケティングとは言葉の定義は様々ですが、大枠で言えば「買い手の動向を読み、打ち手を考えること」です。
直に買い手と接点を持てる営業職での経験は、マーケティング職でも活かせるでしょう。実際、筆者がお会いしたマーケティング職の方の多くは、営業を経験してマーケティング職に異動していました。


※マーケティング職については、こちらの記事も参考ください。


さいごに


一生懸命自分のやりたいことを絞り込んできたのに、今度は一転して広げていかなければならないというのはとてもつらいことです。
しかし、今自分がやりたいと思っていることは、得てして本当のやりたいことではなく、絞っては広げての繰り返しを経たものが本当のやりたいことなのではないでしょうか。

今は内定がないという逆境にあっても、乗り切ったときの気付きはとても大きなものになるでしょう。
ぜひ頑張ってください!


(ライター:こうたろう)