個別面接との違いからみる、集団(グループ)面接の対策方法

2014.12.24  2610Views

就職活動が徐々に動き始めてくると、面接が始まってくる企業が出てきます。
選考の序盤では、個別面接ではなく集団面接を行う企業も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「個別面接」と「集団面接(グループ)面接」の違いからみる対策方法をご紹介します。

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1.「個別面接」と「集団面接」の違い:人数が違う


個別と集団の最大の違いは、ほかの学生がいるかどうかということです。
言われてみれば当然のことですが、人数が違うことによって「他の学生を巻き込んだ質問」と「他の学生と被らない内容のアピール」が必要となってきます。
他の学生を巻き込んだ質問とは、たとえば「隣の方のアピールについてどう思いましたか?」などと突然の質問が飛んでくることもあります。
突然質問されると慌ててしまいますよね。
当然質問を聞いておくことも大切ではありますが、自分のアピール内容を入念に準備しておくことも大事になってきます。
そうすることで、他の学生のアピールを余裕を持って聞くことができます。

また、他の学生と被らないアピールをするにあたって、複数人いれば内容が被ることもあります。
「バイトリーダーをしていました」
「サークルの代表をしていました」
内容が被った場合、被った相手よりも印象が弱ければ、面接官の印象に残らない場合があります。
その場合、「数値」や「規模」よりもその取り組んだ内容への「価値観」を大切にして面接官に印象付けましょう。



2.「個別面接」と「集団面接面接」の違い:時間が違う


集団面接は、1時間から1時間30分程度の時間が掛かることが多いです。
例えば6人の集団面接の場合、面接が1時間だと単純計算で1人あたりの話すことが出来る時間は10分となりますが、面接官が話す時間や他の学生が考えている時間など細かい時間を除くと、多くて5分程度となります。
そうすると、思ったよりも自分が話す時間が短いことが分かります。

そこで大切になってくるのが、「1分で話す」ことです。
1分で話すということは自分が最も伝えたいポイントだけ端的に伝えることが大切です。
長く話すと他の学生への配慮がないと思われかねません。
また、グループ面接では深堀りされることはめったにないため、伝えたいポイントだけを伝えることが大切です。



さいごに


「他の人の成功を祈る」
私がグループ面接で最も意識していたことです。
集団面接だと、どうしても他の人との競争となりがちであるため、
「他の学生が失敗しないかな」
などと祈る方もいるでしょう。

筆者自身も序盤はこのような心構えで臨んでいたこともありました。
しかし、そのようなときに限ってアピール内容を忘れてしまったり、しどろもどろになってしまったケースが非常に多かったです。
心の中で「頑張れ!」と祈るようになってからは、失敗も格段と減りました。
良いか悪いかは皆さん次第ですので、一例として参考にしてみてください。


(ライター:しんや)