目的別!知っておきたい、インターンシップの選び方

2014.6.13  4740Views

ただ単に「インターンシップに参加する」といっても様々なインターンシップが存在します。


貴重な時間を無駄にしないためにも、目的に沿ったインターンシップを選ぶことが重要でしょう。
今回は、6つの目的別に、インターンシップの選び方をご紹介します。

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1.就職活動の練習として


本選考に挑むためにエントリーシート(ES)や面接、グループディスカッションの練習としてインターンシップに参加しようと考えている方は、以下のインターンシップに参加しましょう。

●志望業界・企業のインターンシップ

現時点の自分の能力を測り、対策を練るためには、本選考を受けるであろう企業のインターンシップ選考に臨むことが一番の近道です。
企業によっては選考直結型のインターンシップを開催しているので、うまくいけば本選考にてアドバンテージをとることもできます。
ただ、企業によっては「インターンシップで落ちた就活生は本選考に参加できないor ESの提出段階で落とされる」といったこともあります。(公開・非公開に関わらず)

また、自信を無くす等、精神的なリスクもあるので、予め情報収集や準備を欠かさないようにしましょう。

●選考の難易度の高いインターンシップ

参加のための選考が非常に難しいと言われるインターンシップが存在します。
こういったインターンシップに参加する就活生は非常にレベルが高いので、集団面接やグループディスカッション等で周りの就活生を良く観察し、受け答えの仕方等を盗み、レベルを上げておきましょう。

●選考突破セミナー

「外資系コンサル突破対策」等、特定業界の選考対策として、セミナー型のインターンシップを開催している企業や団体があります。
業界によっては、本選考において特殊な選考過程を踏む場合があります。

例えば、外資系コンサルは「フェルミ推定」や「ケース問題」等、特有の問題を解かせる選考を採用している企業が多いです。
予め対策を立てておくためにも、選考突破セミナーで練習をすると良いでしょう。


2.進路選択のため



自分にマッチした業種・職種を探したいあなたは、以下のインターンシップに参加すると良いでしょう。

●実践型インターンシップ

実際の業務を担うインターンシップです。
言わずもがな、企業に入り実際の業務を行うので、業務内容、職場の雰囲気を直接肌で感じることができ、進路選択には最適な方法です。

●疑似体験型インターンシップ

実際の業務には携われないものの、企業が業務を理解してもらうために用意した疑似プログラムに参加するインターンシップです。
特にBtoBの企業等では、安易に外部に情報を漏らせないため、疑似体験という形になることが多いです。
疑似体験を通じ、業務が自分にマッチしているかどうかを測りましょう。

●説明会形式のインターンシップ

主に企業の説明を目的としたインターンシップです。
大抵の場合は一日間のプログラムになります。
通常の説明会よりもじっくりと話を聞くことができるので、時間のない人にオススメです。

●業界研究型のインターンシップ

業界についての知識を深めるためのプログラムです。
これも一日程の短期間で行われます。


3.本選考のためのネタ作り


「学生時代の経験」や「志望動機」のエピソードに自身がない方はそれらを作るために以下のようなインターンシップに参加しましょう。

●コンテスト形式のインターンシップ

ビジネスコンテスト(ビジネス企画を作り、プレゼンするコンテスト)、ハッカソン(短期間で企画から制作まで行い、スマートフォンアプリ等の成果物を提出する)等の具体的な順位や評価が与えられるインターンシップです。
こういったインターンシップで優勝等の良い評価を得ておくと、本選考で自分の能力を明確にアピールできます。

●志望業界の実践型インターンシップ

実際の業務を担うインターンシップに参加し、自分の能力が発揮できた経験を得ておくと、業務に則したアピールができるため、他の就活生と差別化できます。
また、実際に業務を経験して感じた適性は志望動機として最適です。


4.自己研鑽のため


どういった能力を得たいのかによって参加すべきインターンシップは変わってきますが、実践型のインターンシップは学生時代に経験することのない経験を得ることができるので、やはりオススメです。

ハッカソン等、実際に物を作る経験も貴重な経験になりますし、海外での長期のインターンシップはインターンシップ外の時間も刺激になるため、オススメです。


5.バイト代わりにお金を稼ぐ



選考やインターンシップ自体にかかる諸経費を考えると、まとまったお金を得るには2週間~数か月の長期のインターンシップが良いでしょう。

また、プログラマ等、体験ではなく、即戦力として参加できる実践型インターンシップは高額な報酬が得られるものが多いです。


6.人脈を広げるため


長期のインターンシップでは社員や就活生と深く関わることができますし、
参加人数の多い短期のインターンシップは様々な分野の学生が集まります。

どういった人脈を得たいのかを明確にしてインターンシップを選ぶとよいでしょう。

さいごに


学生時代の貴重な時間を割くわけなので、目的に沿わないインターンシップに参加してしまうのは非常に勿体無いです。
公開されている情報だけでなく、過去にインターンシップに参加した先輩の話を聞いたり、「みん就(みんなの就職活動日記)」等で情報収集をしておくと「こんなはずはなかった」と後悔するリスクを抑えられます。

プログラムを入念に選別し、有意義なインターンシップにしましょう。

<参考記事>
インターンシップを選ぶ前に最低限知っておくべき3つのこと

インターンシップ情報の集め方

(ライター:たんたん