インターンシップに参加すべきではない学生とは?

2014.5.21  1748Views

大学3年生の夏が近づいてくると、「インターンシップに参加するべきか?」と悩む方も多いのではないでしょうか。


学校のセミナーでは「インターンシップをすれば就活に有利」と言われ、就活情報サイトでは「就活の時期が3月にずれ込んだからこそ今年はインターンシップをすべき」と書いてあるなど、たくさんの情報が流れてきます。


果たして就活生全員がインターンシップをすべきなのでしょうか。


確かにインターンシップに参加すれば、アルバイトとは異なる経験を積めます。
しかし、就活の自己PRのために参加したり、目的や目標もなく参加するぐらいなら参加しない方が良いと私は考えます。


そこで、今回はインターンシップに参加しない方が良い学生のタイプを2つ、ご紹介します。

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1. 全力で何かに取り組んでいる学生



部活、アルバイト、サークル活動、ゼミ活動 etc...
今、何かに全力で取り組んでいる方はそちらを優先した方が良いです。


巷では、「アルバイトやサークルの話は就活で使えない」など誤った情報が流れていますが、そんなことはありません。


面接官は自己PRで学生時代に頑張った"すごいこと"を聴きたいのではなく、その人がどのような目的・目標を持って活動をしてきたのか、またどのような強みを発揮してその活動をしてきたのか等を知りたいのです。


「インターンシップに参加したから面接に有利」、「アルバイトは面接に不利」という事は決してありません。
ですので、今全力で何かに取り組んでいる方はその活動に集中するようにしましょう。
結果的に他者に負けない自己PRを作り上げることに繋がりますよ。



2.やりたい仕事や志望業界が決まっている学生



「教員になりたい」「福祉の道に進む」などの目標があり、早いうちから将来の夢が定まっている人は、無理に参加することはないでしょう。
明確な志望業界がある人で、インターンシップが採用直結するような企業を除いてはそこまで参加にこだわる必要はありません。


ただ、目標がある人が注意すべきことがあります。
それは、本当にその仕事をしたいのか?ということです。
"その業界への憧れ"や"何となく..."で選んでいませんか?

しっかりと自己分析をして自分の過去の経験に紐づいているのならば安心です。
しかし、その自信がない場合には、行きたい業界や企業のインターンシップに参加ができるのであれば、実際に現場を見てから意志を固めることもオススメします。
「この業界に興味があったけど、実際に現場を見たらイメージとは違った...」というのはよくある話です。



さいごに


「周りの学生が参加しているから、私も参加しなければ...」
周囲の意識の高い学生から刺激を受けるのは大変良いことです。

しかし、今自分が頑張っている活動をないがしろにしてまでインターンシップに参加する必要はありません。
自分がなぜ参加するのか、明確な目的や目標を考えたうえで、インターンシップへの参加を決めることをオススメします。


(ライター:しんや 「学生団体Realize」代表)