「当社で何をやりたいですか?」と聞かれた時に気をつけたい2つのポイント

2014.3.11  3460Views

入社後に何をしたいのかという質問は、エントリーシートや面接でよく聞かれるものです。

企業研究をしていなければしっかりと答えることはできませんし、志望動機にも繋がる質問です。
面接で自信を持って話せるようになりたいですよね。


今回は、この質問を考えるときに気をつけたいポイントをお伝えします。

a0001_016645.jpg


1.自分が志望する職種でできるのか


自分のやりたいことは、志望している職種でできることでしょうか。


例えば、営業職1つをとっても、様々な種類があります。


1.訪問(ルート)型...相手先へ訪問し、自社商品を紹介するスタイル。
2.提案型...相手のニーズを把握し、自社商品を提案していくスタイル。
3.コンサルティング型...相手の課題を深堀りし、課題解決する方法として自社の商品をカスタマイズする・組み合わせるなどして提案するスタイル。


など、同じ営業職でも相手へのアプローチの仕方は異なってきます。


「相手のニーズを理解した上で、必要な商品を提供できる営業人になりたい」
というのでしたら、少なくとも「1.訪問型」ではできません。
受けている企業が1の形式でやっているのであれば、ミスマッチになってしまいます。


自分の求めている姿は、その企業のやり方で少しでも近づけるでしょうか?
詳しく企業研究をすることで、理解を深めていきましょう。
調べた企業研究の内容の深さが面接官に伝われば、志望が強いというアピールにもなりますよ。


2.入社後どれぐらいの時期を想定しているのか


やりたいと思っていることは、入社後いつの時期を考えているでしょうか?


学生に人気な部署の1つは、企画提案や開発に関わるところです。
特にメーカーでは応募が殺到します。
ただ、企画職で入社する場合、まずは営業職から始まることも多いです。
それは「現場の声を聞いてからでないとニーズはつかめない」と考えられているからです。


もし、受けている企業の企画職のスタートが営業職であるにも関わらず
「入社したらすぐにお客様の求める商品を作りたいです!」
と言っていては、企業研究が足りていないなと思われてしまいます。


この場合であれば「まずは営業職として現場を知ってから、ニーズに応えられるような商品開発をしたい」と答えた方がいいですね。


目安としては、3年後・5年後・10年後辺りで考えるといいですね。
ただ、その時期に実際どうなっているかは誰にもわかりません。
そのため、あまりガチガチに固めすぎず、大体でも大丈夫です。
『自分のこうなっていたいイメージ』があることが大事です。


さいごに


いかがでしたか?


結局のところ、企業側からすれば、「そのやりたいことで利益が出せるか」が一番大事です。
しかし、学生のわたしたちには一体どれぐらいの利益が出るのかを想像することは難しいですよね。
それは仕方のないことです。

意地悪な面接官であれば「それでうちはどう儲かるの?」なんて聞いてくるかもしれません。
わからない時は、正直に「わかりません」と伝えましょう。
自分なりに考えた場合は、間違っていてもいいのでそれを伝えましょう。
学生なりに、『自分なりに考えた』という事実が大切です。


利益について具体的に答えられなくても、「それでもあなたの会社の役に立ちたい」とのアピールは忘れないようにしましょうね!


(ライター:きみこ)