「平凡な学生生活だから自己PRが思いつかない...」と悩むあなたに送る、2つの心構え

2012.10.31  8782Views

こんにちは、学生ライターのまちゃです。


就職活動に関する相談を受けていると、多くの方に共通している悩みがあることに気付きました。


それは、「自分には特別な活動をした経験がない」というものです。


確かに、サークル・アルバイトなど、周囲とあまり変わらないように見える活動しか経験していないと、不安に感じてしまいがちです。
実際、筆者も就職活動中、「どのように他の学生と差をつければいいのだろう」と大いに悩みました。


就職活動を終えた今となっては、結果至上主義は大きな勘違いだったのだと分かります。


そこで今回は、特別な活動をした経験がないと悩んでいる方に知っておいて欲しい、2つの大切な心がまえをお伝えします。




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その1:活動のスケールの大きさだけが選考の判断基準ではない、ということ






「スケールの大きさなんて選考には関係無い」という意見もありますが、主観的な感覚としては、少し違うと思います。


スケールの大きさは、やはりどうしても選考に影響している印象を受けました。
非常に極端な例えですが、自分だけの力でイベントに30人を集客した経験と、300人を集客した経験なら、後者の方が与えるインパクトは大きいですよね。
大あれ小あれ、頑張って出した結果ですから、評価の対象にならないのは、逆に違和感を覚えます。


しかし、規模の大きな活動をすれば良いというわけではありません。
採用担当の方は結果だけでなく、プロセスも考慮しています。


関わった取り組みの中で、自分がどのように考え・どのように行動し・どのような結果を導いたのかが問われているのです。
結果に辿り着くまでにどのような行動を取るかを知ることによって、今後の伸びしろを測っているのでしょう。


活動の規模が大きければ大きいほど、個人の裁量権は小さくなっている場合がほとんどです。
「規模の大きな活動」の蓋を開けてみると、参加している人数が多かったからこそ出来たことだったり、社会人の方が全面的に支えてくれていたために出来たことだったりします。


活動の規模にとらわれず、プロセスもしっかり振り返って、自己PRを考えてみてください。
些細な活動の中にも、あなたらしさの伝わるエピソードが見つかると思います。






その2:「凄い」大学生なんてほとんどいない、ということ




社会人の方には、私たち学生が行ってきた活動など、ほとんどちっぽけに見えているのです。


元芸能人、団体のリーダー、起業経験者、世界一周経験者。確かに、みんな「凄い」です。
しかし、私たちの感じている「凄い」と、社会に通用する「凄い」は、おそらく違います。


社会に出ると、たった一回ではなく、定期的に世の中に価値を提供し続けなければなりません。
かなり時間に制約がある中で、自己満足で終わらないアウトプットを続けていく必要があります。
それも、大切な人の生活を支えながら、です。


社会人の方が求められている基準で行動出来ている学生は、どれだけいるのでしょうか? 
学生の活動なんて、どんぐりの背比べです。


悲観するのではなくプラスに捉えて、精一杯自分の魅力をアピールしてみてください。


"凄さ"なんて、きっとみんな同じくらいですよ。




さいごに




いかがでしょうか。
逆に、自分では大したことがないと思い込んでいた経験が、驚くほど評価されることもあります。
就職活動の面白いところです。


就職活動は大変で、落ち込むこともありますが、考え方次第で、楽しい機会を創出することも出来ます。
是非、楽しみながら就職活動を乗り切ってください。


(ライター:まちゃ)