就活を再起動しよう!まだまだこれから

2013.4.19  3539Views

皆さん、こんにちは。常見陽平です。






「行きたい企業にひと通り落ちました...」そんな相談がいっぱい






4月ももう後半です。
最近、学生からの相談メールが増えました。
「A社とB社のどちらに行けばいいか、迷っている」というような、羨ましい悩みもありますが、どちらかというと「行きたいところにひと通り落ちたから、相談にのって欲しい」という方が多いですね。


定量的なデータはまだ確認できていませんが、内々定を出す時期が昨年よりさらに早くなっていると感じます。
これまでで言うならば、GW明けの空気感というか、大手企業の決着がついて、さあどうしようという空気が2週間前倒しになっているなと感じます。


政府と経済団体による就活後ろ倒しが話題となる今日このごろですが...。
現状、時期が決められていても(拘束力はないですが)、その期間内で、「いい人を他よりも早く」と動くわけですね。


就活はまだまだこれからですが、「上手くいかない」と思っている人は、いったん、落ち着いて再起動したいところですね。






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就活を再起動しよう そのコツとは?








就活を再起動したい皆さんに、いくつかのコツをお伝えします






1.反省は太く短く いったん振り返りをする






これまでの就活を振り返ってみましょう。
何をしてきたのか(してこなかったのか)、どんな企業を受けたのか、上手く進んだところ、進まないところの違いは何なのか。


これを自分で振り返りましょう。






2.一番、上手く進んだ企業のESを他者に見てもらう






過去、最も上手く進んだ企業のESを友人・知人、大学の教職員などに見てもらいましょう。
上手くいったからには理由がありますし、一方で内々定が出なかったのには何か理由があります。


現状、課題が凝縮されているわけです。






3.週に3社、丁寧にエントリーしよう






内々定は歩いてきません。
企業を受け続けなければなりません。
とはいえ、闇雲に受けても意味はないです。
丁寧に調べて応募する。


これを週3社繰り返します。


なお、就職ナビもいいですが、大学での企業説明会、求人票の方が命中率は高いです(特に企業説明会がオススメです)。




就活はまだまだこれからです。応援しますね。
















ちなみに、4月19日(金)に就活関連でBSフジLIVEプライムニュースに出演します。
ぜひご覧ください(ダイジェストはあとでWEBでも見ることができます)。


執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。