納得内定につながる、「高校」の活用法

2012.11.29  1816Views

皆さん、こんにちは。常見陽平です。




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高校が卒業生の就活を応援!




先日、ユニークなイベントをお手伝いしました。
私の母校、北海道立札幌南高等学校の同窓会東京支部が主催する就活応援セミナーです。
今年で三回目となるこのイベント。予定が合い、初めて参加することができました。


現役学生約40名、OB・OG約30名が参加したこのイベントですが、最初から熱気ムンムン。


僭越ながら、私が基調講演。
母校の後輩たちは、やっぱりかわいいです。
対象が絞られていたので、話もしやすかったですね。
2014年度採用で起こること、いま、やるべきことについてお伝えしました。


他にも、総合商社に内定した早稲田大学4年生による講演がありましたよ。
高校の先輩を中心にたくさんのOB訪問を行ったとのこと。
先輩からのアドバイスはいちいち参考になったとか。


その後は、数回の分科会が行われました。
いくつかの業界別にテーブルが分けられ、それぞれ数十分にわたり、先輩たちへの質問会が開催されました。
集まっているOB・OGは、20代と40代が多く、若手、ベテラン、それぞれから見た視点がいちいち新鮮で、参考になりました。


最後はビールを片手に懇親会も。
さっそく名刺交換をし、OB・OG訪問の依頼などをする様子も見られましたよ。
ちなみに、他の地方の進学校の関係者も視察にきていましたよ。
約4時間、実に充実した会合でした。




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本当に有難い、高校人脈




もちろん、これはかなり特殊な例だとも言えるでしょう。
自慢するわけではないですが、とても母校愛が強い高校で、人と人とのつながりも深いのです。
年に何度か大きな集まりがありますし、東京支部会では月に1回の定例会まで行われています。
Facebookにも卒業年や趣味などのコミュニティもたくさんできていたりしますし。


ただ、皆さんも高校のつながりは就活において、大変ありがたいものなのだということを覚えておいてください。
きっと同じように、同窓会の総会、支部会などがあるはずです。
この手のイベントでは世代をこえた先輩と知り合うことができます。
先輩とのつながりは心強いですよ。


また、年齢が近い先輩とのつながりも有難いものです。
ぜひ、部活などで一緒だった先輩に連絡をとってみてください。
進路に関するアドバイスをもらえるはずです。


また、高校時代の仲間にも連絡をとってみるといいでしょう。
大学や文系理系の枠をこえて情報交換できるので有意義ですよ。
彼らと情報交換していると、昔も今も変わらない自分の強みに対する気付きがあったりもしますね。


大学のキャリアセンター、就職課もいいですが、高校時代のつながりも大変有難いものですよ。
まずは、昔の仲間、先輩に連絡をとってみましょう。




執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。