就活初期段階にぴったり?動画就活のススメ

2012.8.31  862Views

皆さん、こんにちは。常見陽平です。




何から始めていいのかわからなかったら、動画から始めてみよう




8月31日です。夏休みも折り返し地点をこえました。
今年の3年生は倫理憲章改訂による、就活のスケジュール変更2期目となるわけですが、既にインターンシップや早期型イベントに参加している層と、まったく就活らしいことはせず夏休みを満喫している層に綺麗に2極化しているように感じます(これは今に始まった話ではないですが)。


学生の活動状況と言えば、今週、MARCHクラスの大学さんと打ち合わせがあったのですが、今の3年生は明確に就職ガイダンス、早期の講座への参加率が減っているとか。
担当者は「求人が回復してきており、先輩達も決まっている様子をみて、安心感があるのでは?」と分析していました。
内定状況については、大学群によって明確にメリハリがあるので、MARCHクラスならではとも言えますが。
もちろん、倫理憲章の改訂、さらには入学時から危機感が常態化し、逆にゆっくりになっていることも考えられますが。


インターンに参加しなかった人たちの間でも、就活のことがぼちぼち気になってきた方もいることでしょう。
「何から始めたらいいだろう?」と悩んでいる方もいることでしょう。


ここで、てっとり早い入り口として、「動画」から始めてみてはどうでしょう?


ここ数年、ソーシャルメディアを使った就活が話題になってきましたが、実は動画コンテンツが充実してきているのです。
手っ取り早く社会と企業を理解するにはぴったりです。




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就活生のための動画活用法




では、どのような動画コンテンツを活用すればいいでしょうか?


動画にも色々あります。
網羅的ではないですが、活用できそうなものをご紹介しますね。




●テレビ番組


テレビの経済番組、ドキュメンタリー番組、ニュース番組などですね。
定番ではありますが、「ガイアの夜明け」「プロフェッショナル仕事の流儀」「カンブリア宮殿」「NHKスペシャル」「情熱大陸」などで業界、企業、職種に関係あるネタは参考になります。


ニュース番組の中でも「ワールドビジネスサテライト」は企業ネタが多いことで知られていますよね。


BS、CSを見ることができる方は、こちらもチェックです。
よりコアな経済番組、ビジネス番組が多いですね。
ちなみに、私は「財部ビジネス研究所」を録画して見ています。


テレビを見るコツですが...。
私、テレビをリアルタイムで見ることが、ほぼないのですよね。
どうしているか?
ずばり、HDDレコーダーで録画して、早送りしてみて、面白そうなものだけちゃんと見ています。
毎週見る番組を定期予約しつつ、電子番組表で他の番組をチェック。
さらに、気になるキーワードで録画しています。




●ネットのライブ中継


USTニコ生には企業の社長が登場する番組が多数あります。
他、リクナビやみん就でも映像コンテンツがありますよね。




●YouTubeから探す


YouTubeの中で企業名や、キーワードを入れて検索してみましょう。
CMからドキュメンタリーまで、映像コンテンツがザクザク出てきます。




●その他、映像配信サイトから探す


賢者の選択」「賢者.tv」など経営者が登場する番組をネット配信しているサイトを活用してみましょう。




●企業のサイトを活用する


大企業中心になってしまいますが...。
企業のサイトで動画を配信しています。
特にIRコーナー、CSRコーナーには企業説明の映像、経営者からのメッセージの映像が載っているのですね。


こちらも覗いてみましょう。








動画とは上手い付き合い方が大事です。
簡単に情報を知ることができる一方、インパクト重視の作りになりがちで、印象に流されてしまうことも。




メディアは組み合わせ、使い分けが大事なのですよね。
ご参考まで!


執筆者プロフィール

常見陽平

常見陽平

評論家
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。
リクルート、玩具メーカー、クオリティ・オブ・ライフ(現在:フェロー)を経てフリーに。
雇用・労働、キャリア、若者論などをテーマに執筆、講演に没頭中。
2015年4月 千葉商科大学に新設された国際教養学部の専任講師に就任。
著書多数。