「みんなと同じが嫌い」な人こそ読んで欲しい、就活本のススメ

2012.8.21  2550Views

学生のキャリア支援のため、たくさんの就活本が出版され続けています。
書店の『就活コーナー』に立ち寄れば、ES・面接対策など、選考に直接関係のある内容の本から、社会問題として就活を研究している本まで、様々な種類の本が並んでいます。

そこで今回は、就活本に関する記事をお送りいたします。
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一生の財産になるかもしれない就活本


就活本の中には、就職活動を終えた後も役に立ちそうな知識、考え方が含まれている本も少なくありません。
選考を通過するために必要な論理的思考は、社会に出ても鍛え続けなければなりませんし、ビジネスマナーなどは、就職活動を通じて、初めて知る方も多いのではないでしょうか。

一方で、ESや面接に対する回答がマニュアル化され、学生ひとりひとりの個性が見えなくなってしまうなどの懸念もあります。
ひどい場合には、面接官が学生に直接「マニュアル通りの回答をやめてください」と警告するケースも...。

そのため、「他人と差をつけたい」、「自分らしさを出した就職活動がしたい」という学生は、就活本を読まない方が良いのでは? という意見も聞かれるようになりました。

しかし筆者は、人と違う就職活動を目指す人こそ、就活本を読んで欲しいと考えています。

型を破るために、まずは型を知ろう


人と違う回答がしたくても、まずは他の人がどのような回答をする傾向があるのか調べないと、"違い"を出すことが出来ません。
ESや面接の回答集の中から自分に合ったものを選び、良いと思った部分を盗みましょう。
もちろんそのまま同じ回答をすると、人事の方に見抜かれてしまうので、注意が必要です。

同じようなエピソードでも、言い回しや文章の構成を変えるだけで、自分らしさを出すことが出来ます。
内定者の方の回答を参考にしながら、自分だけの伝え方を探してみてください。

「アイデアは、既存の要素と既存の要素の組み合わせ」だとも言われてます。
0から1を生み出すだけでなく、1と1を組み合わせながら、自分にとって最高の伝え方で選考に望みましょう。

事例を学ぶ際に便利な就活本


筆者は事例を出来るだけ多く知るために、就職活動中は以下の本を参考にしていました。

私たちはこう言った! こう書いた! 合格実例集&セオリー2015 面接編』(PHP研究所)


●『私たちはこう言った! こう書いた! 合格実例集&セオリー2015 エントリーシート編 』(PHP研究所)

2冊とも、人気企業に内定した方々のESや面接の回答事例が多数掲載されているので、オススメです。

さいごに


とはいえ、就活本を全く読まないまま選考に望み、内定を獲得している学生もいました。
読むことによって不安が解消されたり、自信を持つことが出来ると感じるのならば、就活本を読んで欲しいです。

このサイトを見たり、身近な先輩や友人からオススメの本を教えてもらったりして、どんどん吸収していってください。

(ライター:まちゃ)