[内定者インタビュー]悩み、不安を抱え...「行動あるのみ」と戦い続けたメーカー内定者の場合

2011.10.24  2878Views

こんにちは、就活の栞編集部です。


2012年卒の内定者の方へインタビューした内容をお届けします。


今回は、就活の栞のライターでもある、KSGさん(メーカーの部門別採用での内定)。
「内定出るのかな...」と不安を抱き続け、面接にも失敗し...
でも無事、自身の納得のいく会社に内定し、今はこれから就活を開始する3年生への支援を積極的に行っているKSGさん。


彼は就活で何を考え、何に悩み、どう行動したのでしょうか。




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就活の初期の活動




私は特に志望業界も決めていなかったので、まずは合同企業説明会からスタートしました。


計3回の合同企業説明会(みん就、リクナビ、マイナビ)に参加し、
金融・IT・鉄道・物流・メーカーなど幅広い企業を訪問しましたが、
合同企業説明会の後はメーカーに標準を合わせました。


ただ、メーカーにも様々な業界がありますので、私の就活は「どのメーカーで仕事がしたいか」が大きなテーマとなりました。


合同企業説明会の後は、メーカー各社の説明会にどんどん参加するようにしました。




就職活動中のターニングポイント




ある特殊鋼メーカーの工場見学に行ったことが大きなターニングポイントとなりました。


それまではメーカー志望と言いつつ、「メーカーで何をしたいのか」という大事な部分が欠如していて、よく分かりませんでした。


しかし、工場で製造工程を見せていただいたことで「メーカーの命は工場」であることを痛感し、
それ以降は工場を意識した就活を進めました。
(意外にメーカー志望者でも意識できていないポイントです。)


最終的には工場との緊密な連携を取ることができる製造管理や購買、物流などの職種を志望するようになりました。


メーカー志望の方は工場見学にぜひ一度参加してみてください。
何かヒントが見つかると思います。




就職活動で工夫した点




◆スケジュール管理


とにかくスケジュール調整には気を遣いました。


体調、気力面で無理をしても仕方がないと考えて、なるべく週に1日はゆっくりできるようにしました。


その分、他の日には2~3社の説明会に参加するようにしたので大変でしたが、
週に1日でも遊べたり、休めたりするのは非常に大きかったです。


◆就活仲間と頑張る!


就活を一緒に頑張る仲間を早い時期に作りました。


サークルの仲間と月1ペースで飲んだり、ゼミの友人と一日中エントリシートを作成したり、
なるべく仲間と会える日を多く持ちました。


とにかく自分一人で抱え込まないことが大事だと思います。




大変だった点は?






漠然と「内定出るのかな...」という不安を抱き続けたことです。
当初はエントリーシート選考の結果に一喜一憂していましたし、面接はことごとく失敗していました。


就活でこのような不安を抱えることは大きなプレッシャーとなりましたが、
エントリーシートは書いていくうちに慣れてきましたし、
面接も失敗をひとつずつ反省して徐々に通過することができるようになりました。


結局のところ、「行動あるのみ」と自分を鼓舞し、戦い続けることで内定を勝ち取れたと思います。




就職活動をやってよかった!と思う点




「内定」という目標に向かって全力で走りきり、達成することができたことです。


もちろん内定が人生のゴールではあるとは微塵も思っていませんが、
就活は私のこれまでの人生で一番の関門でした。


就活を通じて多くの失敗をしましたし、悔しい思いも沢山しました。


それでも必死になって「内定」という就活のゴールに辿り着くことができたことは自分の大きな自信となっています。




内定先を決めたポイントは?




◆企業理念との合致


私は就活の軸を「社会の発展と環境への貢献」としていました。


社会の発展と環境保護をできる限り両立させるビジネスに関わりたいと考えていたところに、内定先との出会いがありました。


内定先では複数の事業を保有していますが、その事業の枠を超えて廃棄物処理などを積極的に推進しています。


自分の軸と企業の理念が非常に合致していると考え、内定を受託しました。


◆部門別採用の魅力


私の内定先では部門別採用を実施しており、私は購買・調達関連の職種で内定をいただいています。


就活中に購買の仕事に憧れを抱いていたので、確実に購買の仕事ができるというのは私にとって大きな魅力でした。


(通常の採用では、入社後もしくは研修後に配属が決まる場合が多いため、就活中に希望した部署に必ず入れるとは限りません。)






これから活動開始する就活生のみなさんへのメッセージ




就活は全力でやらなければ結果は出ません。
ですが、全力でやれば結果は必ず出ます。


途中で迷うことも頻繁にありますが、そこで歩みを止めないで行動し続けることが何よりも大切です。
皆さんが志望する業界、企業から内定をもらえることを心より願っています!




さいごに



いかがでしたか。


メーカーの中でも特に購買や調達という職種に気付き、興味を持たれたKSGさん。
ちなみに、メーカーの購買や調達(とはいっても会社によって業務は異なりますが)は、
商品を作る資材や部品を他企業から買い付けるために交渉や調整を行う部署です。
主な業務は、その部品や資材の購入先の選定から価格交渉や品質・納期管理、それに伴う社内の多数の部署との調整、注文書等の書類作成など、多岐に渡ります。
そのため、交渉力はもちろん、細かい納期調整や書類作成、社内調整力、海外から買い付ける場合には語学力も後々必要になる仕事です。
購買や調達がうまくいかないと、よい資材や部品の仕入れができない・完成品の納期に間に合わないなど、メーカーにとって大事な部署なのです。


工場現場にいって製造工程が大事だと気付き、購買や調達、製造管理に興味を持ったKSGさん。
就活の栞のライターを長らくお願いしてますが、細かいところに気付き、読み手に分かりやすい文章を作成できる方なので、相手に合わせて細かくフォローし、説得もしなくてはいけない購買・調達部署に合っているのかもしれません。


このように、色々な会社や現場を見て分析した上で、自分にあった職種からアプローチするのも一つの手ですね。


是非、参考にしてみてくださいね!