[内定者インタビュー]面接で自分らしく話すことができない...乗り越えるには?

2010.9. 9  4024Views

こんにちは、編集部スタッフです。

就職活動をしていると、第一志望の企業に落ちてしまうと、やはり落ち込むものです。
「受かるハズだった」企業に落ち、いったんは失意のどん底に。
それでも這い上がらなくては、これからの自分の道をつくることもできません。

今回ご紹介するのは、見事大手医療メーカーの内定を獲得した、
2011年卒の東京理科大学青木さんです。

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苦労した面接で、乗り越えるために取り組んだことは何か。
色々とお伺いしました。


就職活動を開始したのは?




就職活動を開始したのは、大学院1年の5月頃です。

元々興味が強かった教育系企業へインターンに参加し、
そこを第一志望に、営業職をメインに受けていました。
営業を受けたのは、汎用性のあるスキルであることと、化学も好きでしたが、
それを研究する立ち位置ではなく、よいものを広めていく役割のほうが合っていることから志望していました。


ターニングポイントとは?




第一志望に落ち、親ととことん話し合ったときです。
インターンまでやっていたので、正直受かると思っていました。

今思うと軽い気持ちがあったのは否めないのですが、
そこで落ち込みに落ち込んだときに、親と「何がいけなかったのか」を振り返り、
社会人の目線でアドバイスを頂いたことが非常に大きかったです。

振り返ると大人をなめている発言をしていましたし、
背伸びしようとキレイに言いすぎてしまい、自分らしく話すことが出来ていなかったことが分かりました。
自分ではすごいことをやったんだという自信があっても、社会人のすごいこととは違うことを知りました。
面接官からすると生意気に映ったのだと思います。自分の企業研究の甘さも痛感しました。


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工夫したポイントとは?




一つ目は、会社の情報をちゃんと調べること。

最初はそうではなかったのですが、社長の名前、株価、
これからどういうことをやっていくのかなど、ちゃんと調べていきました。
やるべきことまでやって、ここまでやったのであればしょうがないという状況まで持っていくことによって
落ち着くことができ、自分らしくも話せるようになりました。


二つ目は、父親と話すことです。
面接官は父親と同じ年齢の人達が多いので、そういった人達が何を考えて、
自分たち学生をどういう目で見ているか知ることができました。

面接官も仕事が終わったら同じように家族がいて、同じように会話をしていて...と想像すると、
怖い人たちから身近な人たちへと感じることができ、
それも自分らしく話せるようになったことに繋がったのだと思います。

また、これまで父親と仕事の話をしたことがあまりなかったのですが、
今回を機に何を考えているのかを知ることができ、
それによって「働くとは」「お金をもらうとは」を考えるきっかけにもなったのが良かったです。


内定を決めた3つのポイント




内定を決めたポイントは3点。

1点目は、目指す夢に共感して一緒にかなえていきたいと思ったからです。

10年後に今の3倍以上の売上にする目標を掲げており、
そのためには自分もそれ以上のスピードで成長しなくてはいけないんです。

現状に安住することなく成長し、世界に通用する日本企業に(生意気かもしれないですが)作っていける、
そのことが非常に魅力的でした。

2点目が、そのままの自分を評価してくれたこと。

面接の質問で正直に「分からない」と回答していましたが、
内定者懇親会で自分自身への評価を伺った際に、そういう回答含め少々生意気な部分、
素の自分を評価してくれていたことが分かりました。

3点目としては、自分自身が関わってくるものが、身の回りの、特に家族に関わってくるものであることです。

家族というキーワードは自分の中でも大きいのですが、
自分が、企業が動くことによって身の回りの生活がよりよくすることができる、
それを身近で感じることが出来るのではと思ったのも理由です。

第一志望が教育系事業の会社だったのですが、そこも同じ理由で志望していました。


就職活動をしている皆さんへのメッセージ




メディアに惑わされないでください。

就活マニュアル本は時間がたつにつれて使わなくなりました。
自分の言葉で書き、話すことが重要だと分かったからです。

そして「自分はどんな職業が向いているか」は、
自己分析だけでは絶対に見つからないので、行動して、目で確かめていって判断していってください。


最後に




身近にいる方々の協力をうまく仰ぎ、自分の成長へと繋げていった結果、
自分の進む道とぴったりな企業に巡り合えた青木さん。

就活を終えた今は、修士論文はもちろんですが、
どうすればお医者さんにより話を聞いてもらえるようになるのか、
企業が世界へ出ていくにあたって日本のことをしっかりと話せる人間になるにはどうすればよいかなど、
入社した後のことを考え、行動されているようです。

彼が大事にしたことは、家族への想い。

あなたが、大事にしたいことは何ですか?