ソーシャルメディアの落とし穴―就活生はここに気をつけろ!

2011.10.21  16248Views

こんにちは、ライターのSHUNです。


この記事を目にする皆さんの多くはソーシャルメディア(Twitter、Facebook、mixiなど)に少しでも触れた事のある方かと思います。


友人とのコミュニケーションや、日々の新しい情報のアップデートなど、ソーシャルメディアが日々の生活に欠かせないという方も多いことでしょう。


逆に言えば、皆さんが普段何気なく使っているソーシャルメディアには、皆さんの本来の飾らない姿が公共の場に晒されていると言っても過言ではありません。


アメリカでは約75%の人事が、内定を出す前に採用候補者の情報をインターネットでリサーチするというデータがあります。
日本でも非常に高い割合で同様に人事が学生の動きをチェックしていると考えて良いと思います。


そんなご時世だからこそ、現在就活中の方、そしてこれから就活を始める方へ、ソーシャルメディア利用の際に気を付けるべきことをまとめました。


まずは、皆さんが無意識にハマりがちな落とし穴を大きく2つ挙げます。




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落とし穴1. 自分の就職活動の実況をしてしまう




Twitter、mixi、Facebookなどにある「つぶやき」機能で、自分自身の就職活動状況を晒してしまう方が沢山います。
ESやWebテスト、面接の感想に始まり、極端な場合は企業名まで完全もしくは部分的に晒して
「パナ●ニックのWebテストだめだめだったー」
「今日の●ニーの面接官、意地悪だったんだけどー」
と、言いたい放題です。


これを人事の方が見たらどう思うでしょうか。
多くの学生は、志望先に対し「御社が第一志望です!」と言うことになるかと思いますが、その最中でネガティブな情報をつぶやいたり、他の多くの会社を受けている事を自ら晒すことはマイナス要素以外のなにものでもありません。


つぶやきの内容によっては、それだけでその候補者の採用を見送る決断をする可能性すらあります。




落とし穴2. 日常の不適切な言動を晒してしまう




友人の誹謗中傷や、泥酔して公共の場で迷惑行為を行ったことの告白、そしていわゆる「下ネタ」など、就職活動に関係しない話題で、企業の人事が人間性を疑うレベルのつぶやきを学生が行っているケースは多くあります。


またFacebookでは、飲み会で大騒ぎしている自分の写真が友人によってアップロードされ、自分のプロフィールに表示されるようにタグ付けされてしまうパターンもあります。


友人間での情報共有のつもりでも、TwitterやFacebookは情報の公開範囲を規制しない限り誰でも読む事が出来ます。


この影響は凄まじく、ESや面接でいくら素晴らしい一面を見せられたとしても無意味になりかねません。




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では、具体的にどう気をつけるべきか、ポイントを3つにまとめます。




1. 検索結果に注視しよう




まずは自分の名前で検索してみましょう。


「自分の名前」「自分の名前 大学名」など、いくつかバリエーションを考えて検索してみると、意図しない形で自分に関する情報が表れることがあります。


例えば検索結果の一番上にFacebookの自分のプロフィールページが表示され、開くとその中に一般公開したくない画像が表示されていた...なんてことはよくあります。


念のため検索結果の2、3ページ目まで目を通して、不適切な内容のものが無いかを確認してみましょう。
もしそのような内容のページが見つかったら、自分で削除もしくは修正出来る場合は即座に行い、出来ない場合はサイト運営者に内容の削除もしくは修正を早急に依頼しましょう。




2. ソーシャルメディアの閲覧制限をしっかりしよう




上記でも触れましたが、ソーシャルメディアは閲覧制限をしない限り、誰でもあなたの全ての情報にアクセス出来てしまいます。
逆に言えば、閲覧制限をすれば、人事の目などを気にせず特定の友人とクローズドな情報共有が可能なのです。


Twitter, Facebook, mixiはそれぞれ閲覧制限の仕方が違いますが、就職活動に不適切な内容を仮にアップしていたとしても公共の場に晒されないように、細部まで設定しましょう。




3. むやみに就職活動ネタを公表しない




選考に通過したり落ちたりするとその感情の高ぶりのあまり、他人にその事実を共有したくなる気持ちに誰しもがなると思います。


ただ、ソーシャルメディアは閲覧制限による程度の調整は出来ても、やはり公共の場であることには違いありません。
どんな情報でも一瞬で大勢の人に拡散する力を秘めているというリスクを考えて、なるべく就職活動ネタを無闇やたらとアップすることは控えたほうが良いと思います。


もちろん、人事やその他誰が見ても問題の無いような就職活動関連のつぶやきであれば、当然控える必要はありません。
そこは自分自身のモラルに則って判断していただければと思います。






さいごに






いかがでしたでしょうか。


ソーシャルメディアの発展はここ数年で始まったことですが、それだけに企業側も学生側も、その使い方を模索している段階だと思います。
直接の選考とは関係ない場であるとは言っても企業側がチェックしていることは間違いないと思って、万全の対策を行って下さい。


応援しています! 




(ライター:SHUN)