親に内定先を反対されたときの3つの対処法

2011.7.14  2578Views

こんにちは、学生ライターのkokisamiです。

今回お話しするのは内定先を親に反対されたときの対処法についてです。
特に女性の方は、目指す業界や職種によっては親の反対に遭うことも少なくないのでは。

親が気にするポイントごとにその対処法を紹介します。
2つ目3つ目は総合職の女性向けですが、対処の仕方自体は男性にも参考になります。


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1.「激務なのではないか?」→「どう"激務"なのか」を明確に



「激務だから体を壊してしまうのではないか」と心配する親は少なくないはずです。
これについてはただ漠然と「そんなでもないと思うよ」と言っても親を説得することはできません。

説得するには「どういう風に激務なのか」をきちんと説明できるようにすることが重要です。

「激務」と言っても色々で、
「365日ほぼ毎日休みなく夜中まで働く」
「一年の中で忙しい時期が決まっている」
「プロジェクトが山場を迎えると帰れない日が続くが落ち着けば早く帰れる」
など企業や部署、状況によって異なります。
そのため、現場の社員さんと話をさせてもらい、実際の週間や年間のスケジュールや、どう乗り切っているかなどを聞いてみましょう。

どう激務なのかが分かれば、逆に「どういう面では激務じゃないのか」も説明できるはずです。



2.「女性社員が少ないのではないか?」→女性社員はどこも少ない


 
親が反対する理由の一つとして「女性が少ないと働きづらいのではないか」というのがあるようです。

しかし考えてみれば、そもそも日本の企業というのはまだまだ全体的に女性社員は少なく、比較的女性社員が多いイメージの会社でもその大半が派遣社員であったり、一般職の社員であることも。

ですので、結局は総合職の同じ立場の女性社員というのはどこの企業でもあまり多くはないのです。

でもその分、同じ立場の女性社員同士は年代を越えて相談し合える仲であったりするようです。

もちろん、どの企業でも女性社員が少ないとは言っても各企業で違いもあるので、その辺りも実際に現場の女性社員の方に聞いてみるべきです。

「会社全体で何割か」というよりは、「部署ごとに何歳くらいの人が何人いるか」を知る方がイメージが湧きやすいでしょう。

具体的な数字や状況を知れれば親にも自信を持って説明できるはずです。



3.「女性がやっていけるのか?」→「男女の差ゼロ」なのか「女性を区別する」会社かを判断しよう



端的に言えば、「女性差別はないが、女性を区別してくれる」環境であるということを説明できればいいでしょう。

女性であるからと言ってチャンスが減ってしまったり仕事上で不自由を感じることはないが、「女性である」ということについて気遣いをしてもらえる、ということです。

男女を全く同じように扱うから良い会社、ということではありません。

出産後の女性が会社に復帰しているか、復帰後どのように仕事に就いているかというところまでしっかりと事実確認をして親に説明できるように、様々な年代の、既婚女性未婚女性の社員に複数会わせてもらいましょう。



さいごに



いかがでしたか。
私はシンクタンクのコンサルティング部門に内々定したのですが、親には最初とても反対されました。
困りましたが、結果的には自分でも本当にこの会社でいいのかということを改めて確認できる機会となりました。

上記3つのポイントについて内々定後に色々な社員の方から話を伺い、親にも説明し納得してもらいましたが、親を納得させられるような説明がうまくできない場合には、親に反対されても就職先としたい会社であるという覚悟を持てるかどうかがポイントになってきます。

最終的に決めるのは自分ですが、親にも納得してもらった上で自信を持って就職できたらいいですね。

(ライター:kokisami)