業界・企業研究を分かりやすく!5ステップで作成できるオススメの業界・企業研究ノート

2014.1. 9  7526Views

就活生の皆さん、業界・企業研究は進んでいますか?
説明会に参加したり、企業のホームページを見たりして、情報を集めているという方も多いはず。
しかし、せっかく収集した情報もきちんと整理しておかなければ、いざという時に役立たない......という事も。

せっかくの成果を無駄にしないためにも、今回は業界・企業研究ノートの作り方をお伝えします。

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用意するもの


業界・企業研究ノートを作成するにあたり、次のものを用意しましょう。

●ルーズリーフ用のバインダー(2冊)

コクヨ キャンパス スライド バインダー ルーズリーフ用 水色

●ルーズリーフ

コクヨ キャンパス ルーズリーフ B罫 ドット入り B5


●クリアポケット

マルマン クリアポケット B5

●バインダー用の仕切り

コクヨ ルーズリーフ用カラー見出し用紙

●ふせん


住友スリーエム(3M) ポスト・イット(R)



業界・企業研究は一度やって終わりというものではありません。
随時情報を更新したり、書き直したりできるように、ルーズリーフで管理するのがおすすめです。
バインダーは2冊用意します。
1冊は自宅用。もう1冊は面接会場への持ち運び用です。



1.バインダーに仕切りとクリアポケットをセットする


まずは自宅用のバインダーに仕切りを挟みましょう。
この仕切りには、業界名や企業名などを書き込んでおきます。
そうすると、後でルーズリーフを挟み込んだ時に、どこにどの情報をまとめたかが分かりやすくなります。


バインダーの後方にはクリアポケットを挟んでおきましょう。
ここには新聞記事の切り抜きや説明会の際に貰うパンフレットを入れます。

2. 業界・企業研究をする


企業の採用サイトを見たり、実際に説明会に参加したりしましょう。
この時、用意するのはルーズリーフとふせんのみです。
まず、ルーズリーフに業界・企業研究で重要そうな箇所をしっかりメモしておきましょう。

メモをとっていて、疑問や気になったところがあれば、ふせんで目印をつけるようにします。
こうすると、OB・OG訪問や説明会での質疑応答の時間にパッと質問をする事ができます。
「質問したいことがあったはずだけど、なんだっけ?」とあたふたしないためにも、業界・企業研究の際に疑問点を整理しておくのがポイントです。


3.ルーズリーフを挟む


書きこんだルーズリーフをバインダーにセットしましょう。
1で挟んだ仕切りに従って同じ業界・企業の情報はまとめておきます。

この時のポイントは、異なる業界・企業同士に関連があるかどうかを意識しながら整理することです。
一見、異なる業界同士であっても、実は繋がっている事もあります。例えば、食品メーカーは、製品を消費者に直接販売する小売業界と切っても切れない関係にあります。
つまり、小売業界の動向は食品メーカーの今後を左右するかもしれない重要な情報です。
食品メーカーの志望者は併せてチェックするのが望ましいでしょう。
そこで、食品メーカーと小売という2つの業界の情報をなるべく近いところにファイリングします。
そうすると、両方を関連づけて見られるため便利です。
企業HPにある取引先企業などから分かりますので、チェックしておきましょう。


4.研究を進めてノートを発展させる


ルーズリーフの良いところは、継ぎ足しができる点です。
一度研究をしてみて、疑問やもっと詳しく知りたいという部分が出てきたら、書籍などで調べたり、OB・OG訪問で聞くなどしましょう。
その結果わかったことは、忘れずに再びファイリングして下さいね。


もし出先でノートを眺めていて疑問がわいてきたら、ふせんを使いましょう。
気になるところに「あとで調べる」などと書いて貼っておけば、いざ調べる時に便利です。


5. 面接会場に持っていく


それでは実践編です。

面接の前日に、自宅用のバインダーから志望業界・企業について書いた部分だけを抜き取ります。
それをもう1冊の持ち運び用バインダーに挟み込み、当日、面接の待ち時間に読むようにします。
こうする事で、面接官から「○○業界で最近気になるニュースは?」、「同じ業界の他社はどうして受けなかったの?」と聞かれても落ち着いて答えることができます。



さいごに


業界・企業研究に終わりはありません。
新聞などを使って最新情報を手に入れ、常にノートを更新させていきましょう。研究が進めば、業界・企業に詳しくなるだけでなく、自分の仕事にたいする価値観も変わります。
良いチャンスだと思って取り組んでみて下さいね。

(ライター:ナツキ)