出版業界を志望する方へ!行っておきたい4つの対策

2013.9. 4  8771Views

業界研究を進めていく中で、出版社を目指したいと思う方も多いのではないでしょうか。


そこで今回は「出版社志望者が行うべき4つの対策」をお伝えします。

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ニュースに敏感になろう!



新聞を読むことは他の業界でももちろん必要なことですが、それに加えて出版社志望者に求められるのは流行に敏感であることです。
出版社の筆記試験はエンターテイメント系の問題が豊富です。
芥川賞や直木賞等の受賞作や話題作の作者を答えたり、漫画のタイトルを答えさせるものも多いです。

また、「以下のマツコデラックスに関する記述で正しいものを選べ」なんて問題が出題されたこともありました。
今どのようなものが話題となっているのか、注目しておきましょう。
何故、話題になっているものが人気が出ているのかも考えるとなお良いです。



出版物を見ながら、企画を考えよう



一般的な企業研究に加えて、企画力を磨くことが大切です。
刊行された書籍、雑誌を見ながら、良いと思う部分、悪いと思う部分を考えましょう。

その上で自分の企画を練ってください。
但し、自分の好みだけではなく、話題になりそうだと考えた理由をしっかりと客観的な根拠を見つけ出してください。
その書籍や雑誌の内容や推定読者層、価格等を考えておくと、ES、筆記試験でも役に立ちますし、面接でやりたい企画について聞かれた場合も答えることが出来ます。



作文対策・漢字をしよう



出版社の筆記試験には漢字や作文の出題が多いです。
漢字は漢字検定2級程度のものですが、読みは難しいものも出題されることもあります。
『マスコミ漢字 2014年度版 (大学生の就職)』がオススメです。勉強しておきましょう。

作文についても練習するようにしましょう。
苦手な人は喜・怒・哀・楽の4つのテーマに関して作文を作成し、自信作に仕上げてください。
その内容をなんとなく覚えておけば、ある程度の出題には対応出来ると思います。

ポイントは、具体的に書くことです。
最初に具体的な内容や体験を書いた後、抽象的にまとめを書くとまとまりが出ます。
また、3つのキーワードを使って作文を書く「三題噺」が出題される企業もあります。
例えば「賢者・オークション・春眠というキーワードを全て用いて800字で話をかけ」といった試験が出題された年もあったようです。
これも元々考えていた作文にキーワードを埋め込む形でも良いのですが、きちんと対策したい場合は、毎日、自分で、目の前に浮かんだキーワード3つで物語を書いてみると良いでしょう。

制限時間は60分程度なのも忘れずに時間を計りながら対策をしましょう。



本が好き...以外の自己PRを考えよう!



本が好きだから出版社を目指す、という方はとても多いと思いますが、好きというだけでは内定は勝ち取れません。
編集者に必要とされる能力には、読者の気持ちがわかる能力、コミュニケーション能力、好奇心の旺盛さ、話題となるものを見極める能力、泥臭さや粘り強さなどが考えられます。

貴方はどんな能力で志望の企業に貢献しますか?
どんな能力が企業に利益を与えるでしょうか?

このことを考えて自己PRを作っていくと良いでしょう。



さいごに


いかがでしたでしょうか?

出版社の内定を得るためには多くの準備が必要です。
きっちりと対策をして、選考に備えましょう!

(ライター:ミナミ)