エントリーシート(ES)から面接まで使える!オススメの「4色ふせん式自己分析」法とは?

2013.7.25  2264Views

就職活動には欠かせない自己分析。

せっかく行っても、エントリーシート(ES)や面接で活かせずに苦労する方も多いのではないでしょうか。

自己分析の末に判明した適性と、志望する企業での仕事がイマイチ結びつかない...。
自分なりに考えた「強み」を面接で伝えたら、面接官から「それを証明するエピソードを教えてください」と突っ込まれてしまい、頭が真っ白に......。

こんな経験をお持ちの方に、今回はふせん4色を使った自己分析の方法をご紹介します。

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1. まずは「ふせん」を用意しましょう

4色のふせんを使います。

色の指定はありませんが、ここでは便宜上、赤、青、黄、緑とします。


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2.まずは、緑のふせんから書く


緑のふせんには「志望する企業での仕事の内容」を書き込みます。

志望する企業で働く人は、普段どんな業務をしているのかを、1つの項目ごとに1枚の付箋を使って書きます。
例えば、新規のお客様への訪問、お得意先への顔出し、メールチェック、報告書の作成...等に至るまで、できるだけ細かく記載するのがポイントです。

説明会での配布資料や採用ホームページに掲載されている「一日の仕事の流れ」を参考にするのもお勧めです。



3.黄のふせんには、仕事に役立ちそうな力を書く


次に黄のふせんです。

緑のふせんに書きだした仕事の内容をもとに、そこではどんな力や性格が求められるかを一枚一枚書きましょう。
例えば、新規のお客様への訪問。

初めて会うお客様と話をする訳ですから、「物怖じしない性格」の人が向いていそうですね。
先程書いた緑のふせんに対応させるように、黄と緑をそれぞれ重ねて貼ります。

4.青と赤のふせんを書く


青のふせんには、学生時代に頑張った事や印象深いエピソードを記入しましょう。

それを踏まえて、赤のふせんには、その経験の中で活かした強みや養った力を書きます。
例えば「海外一人旅で現地の人に話しかけ、50人と友人になった」というエピソードを青のふせんに書いたならば、赤の付箋には、初対面の外国人にも臆さない「度胸」を書きます。

赤と青のふせんも重ねておきます。

5.黄と赤のふせんに注目する


今、手元には「黄と緑」「赤と青」の2種類のふせんのグループが、何組もあるはずです。
その中でも、黄と赤のふせん達に注目してください。

この2つに書かれているのは、それぞれ「仕事で必要とされる力」と「現在持っている力」です。
ここがリンクすれば、企業の求める要素と自分の強みがマッチすると言えます。

今までの例で言えば、企業の求める「物怖じしない性格」に合致するアピールポイント、「度胸」をこれで見つける事ができました。

6.必要に応じてカスタマイズ


1~5を通じて、企業にアピールできる自分の特性を発見できたら、実際にESや面接で活用しましょう。

ふせんですから、順番を並べ替えられるという利点があります。
例えば、面接で自己PRをする時には、頭の中でふせんを「赤→青→黄→緑」の順に並べ替えて話しましょう。

「私は度胸があります。海外で一人旅をし、現地の方50人に話しかけて友人になりました。
この力は、新規のお客様と話す機会の多い御社での仕事に活かせるはずです」。

こうすると、アピールに説得力が増します。



さいごに


ふせんを使うメリットはもう1つあります。
修正しやすい事です。



「このエピソードから導ける強みはこっちの方がいい」
「この仕事に求められる力は違う」



と思ったら、はがして別のふせんに書きなおして下さい。


何度も考え修正する中で、磨かれていくのが自己分析の醍醐味です。



(ライター:ナツキ)