就活に役立つ「自己分析」の基本的な方法

2010.12.27  16497Views

こんにちは、編集部スタッフです。

今回は自己分析です。
ちょうど今の時期に自己分析に頭悩ませている人も多いのでは。
自己分析とは、「こういう人間なんだ」と自分を知り、それを伝えることが出来ること。
自分のことをイキイキと話せる人は魅力的に映りますよね。
逆に、自分のことを聞かれても答えられない人は、自信なさそうに映ってしまいます。

では、どうやれば自分を知ることが出来るのか、その方法をお伝えします。

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時系列でその時あったことを思い出そう



小学校から中学校、高校、大学までを時系列にして、
その時に起きたトピックスを思い出してください。自分の年表を作るイメージです。

書き起こしたら、それぞれのトピックスの詳細を書きだします。

特に考えてほしいのは、「なぜそうしようと思ったのか」。

高校や大学を選ぶのもそうですが、
何かに挑戦しようと思ったとき、行動しようと思った時、乗り越えようと思った時、
人は何かの選択をします。
「なぜその選択をしたんだろう?」「なぜそうしようと思ったんだろう?」
と考えてみてください。

そこで見えてくるのは、あなたの「価値観」です。

人は、何かを選択するとき、自分の価値観・考えに沿って判断します。
ただ、その価値観や考えは時間と共に変化します。
成長したり、色んな人と付き合うことで価値観も変化するからです。
この価値観・考えのことを「軸」とも言います。

特に重点的に行って頂きたいのは、高校~大学の間のこと。

なぜその高校に入ろうと思ったのか。
高校ではどんなことに取り組んだのか。どんなことが起こったのか。
失敗など大変なことはあったか。あったとすればどうやって乗り越えたのか。

なぜ今の大学を選んだのか。
大学ではどんなことに取り組んだのか。どんなことが起こったのか。
失敗など大変なことはあったか。あったとすればどうやって乗り越えたのか。

今一度振り返ってみてくださいね。




ネガティブにならない



自己分析をする中で大事なことは、ネガティブになりすぎないこと。

よく大学を選んだ理由を尋ねると、
「たまたま受かったから」
「第一志望落ちたから」
と言う方がいます。

本当に理由はそれだけでしょうか。

自分が選択したのであれば、ネガティブな側面もありますが、
何かしら惹かれたポイントがあるはずです。

「たまたま受かったにしても、なぜそこを受けようと思ったのだろう」
「第一志望が落ちて、滑り止めだったとしても、なぜそこを滑り止めにしたんだろう(偏差値以外の理由で)」

そこまで考えていくと、気付かなかった前向きな理由も見えてきます。




謙遜しないこと



起きたことや取り組んだことを、
「すごい経験をしたことが無いから思いつかない...」と考える人も多いのでは。
自己PRですごいことを言わないと...という不安と近いのですが、
全然すごいものではなくて構いません。

すごい経験をした人は一握り。世の中でいうと少数派なんです。

自分の中で頑張ったなと思うこと、皆と一緒に取り組んだなと思うことで構いません。

日本人の謙遜は行き過ぎることがあるので、
過去の経験に少しだけ自信をプラスしてあげるとちょうどいいです。
(過度な自信はNGですが...)

「サークルを頑張った」のであれば、
自分が成長するために、周りと協力するために、サークルを盛り上げるために、
具体的にどういうことをしたのか。なぜそうしようと思ったのか。
小さなことでも(自信をプラスしながら)思い出してください。
その積み重ねが自分自身へのプラスの理解へ繋がります。



自己分析のやりすぎは禁物!



自己分析にばかり時間を掛けてしまう方もいますが、
やりすぎると自己分析は袋小路に迷い込み、自分のことが良く分からなくなることも。

行き詰ったときや、分からなくなったときは、
周りの人に「自分はどんな人間か」を聞いてみてください。

自分を知っている人(家族、友人、恋人...etc)の目線から見ると、
自分では見えてなかった新たな発見もあるかもしれません。
また、"独りよがりな自己分析"(周りから見るとそんなことないと突っ込みが入るもの)になることを
防ぐこともできます。




おわりに



いかがでしたでしょうか。
自分を理解して誰かに伝えられるようになると、自ずと強みや弱みが分かるようになってきます。

まずは自分に向き合って、自分を理解から始めていってみてくださいね。