理系の何気ない強みと弱みとは...?

2010.11.26  15353Views

こんにちは。YOHEYです。

さて、今日お話しするのは理系の方の強みと弱みです。
これは、企業が求めていくものと重なっていきます。

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理系の強みとは



「考えるプロセスが評価ポイントになる」

理系のみなさんは理系としての強みを考えたことはあるでしょうか?

理系学生に聞くと多くの場合「専門知識・スキルがある」という回答が返ってきます。
確かにこれは理系の方の大きな強みでありますし、
純粋な理系職(技術職)である場合には間違いなく評価されるポイントとなります。

しかし、近年は企業側も理系の強みは別方向に見出すということも同時に多くなってきています。

具体的には、「筋道を立てた考えができる」、「なぜを追求できる」など、知識でなく考えるプロセスです。

それは、研究活動などを通じてプロセスを組み立てたり自分なりに工夫して段取る力や、どうしてこういう結果になったんだろう?という思考回路を、日常的に張り巡らせることで、論理的思考力が鍛えられていると、理系の学生は捉えられているからです。

そう捉えられていることは、仕事においては間違いなく必須なスキルだと考えられます。

「おっ、こいつの話スっと入ってきてわかりやすいじゃん」、
これは僕自身が面接していただいた企業の人事の課長に言われたことです。
その点で他の学生とは少しばかりではありますが、
差別化(理系としての強みを発揮)できたのではないかと思います。

もちろん、前述した専門分野に関することも、
【わかりやすい範囲であれば】理系の強みに当然なってくるのでプラスになります。


理系の弱みとは



では逆に、理系の弱点を挙げてみましょう。

僕が考えることに加え、多くの採用担当の方々が口をそろえて言うことがあります。
大きく2つあります。


◆研究内容は相手に分かりやすく伝えよう!


1つ目は【研究内容を直球にPRしすぎる】ということです。

多くの場合、面接官に対して直に研究内容が伝わることはないと考えてよいでしょう。

なぜなら内容が専門的すぎて相手に全くわからないからです。
それでもとくに理系の院生は研究内容を聞かれるケースが多いです。

研究内容に興味があるという側面もありますが、
それ以上に難しい専門的な研究内容を何も知らない相手に対して
伝える力があるかどうかというところが試されています。

つまり面接における「技術」は、
「難しい内容・言葉を、知らない人でもわかりやすく理解できる形で伝えられるか」
であるわけです。

直球で研究を伝えて面接官が「へえ」と興味をもった顔をしていたとしても、
それは内容を理解したという意味ではないということを勘違いしてはいけないので注意しましょう。


◆専門用語や横文字に気をつけよう!


2つ目は【コミュニケーションが専門用語や横文字になりすぎる傾向が多い】ということです。

これは明らかに相手に伝える気がなく自己満足であると捉えられてしまいます。
とくに、理系分野の専門用語や、日本語で言えばいいのにカタカナ英語で話すなどのものです。
後者は最近、文系の方にも増加傾向にあります。

例えば、集団討論においてみんなの意見を取りまとめる際に、「まとめましょう」と言えばいいものを「コンセンサス(合意)をとりましょう」などと言うもの。
カッコよくないです...。イタいです。
これは僕が集団討論の際に他大の理系学生の発言で直面したもので、はたまたまその単語を知っていましたが、その後他の学生を含めて「コンセンサスってなんですか?」とかいう話になってしまい、間が大幅にロスしました。

先の内容とも重複しますが、分かりやすい言葉で伝えることが大切です。
自分のためではなく、みんなのための有意義な時間を作れるように心がけてください。


またお会いしましょう!

では!
YO!!}(・∀・)/(・∀・)/{HEY!!


(ライター YOHEY)
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