「最近気になるニュースは?」面接で時事問題を聞かれた時に意識したい4つのポイント

2013.6.27  21159Views

「最近気になるニュースは?」
「今日の新聞で印象に残っている記事は?」
 
と面接で聞かれてドギマギしてしまう方は多いのではないでしょうか?  
 
今回はそんな「時事問題」について面接で答える際に、意識したいポイントを4つを紹介します。
 
 
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1.「仕事」に関係しているか


 
気になるニュースや記事を聞かれた時、「芸能」「スポーツ」「殺人事件」等、仕事にはあまり関係のなさそうものを答えるのはお勧めできません。
企業側は、この質問で「情報をビジネスに役立てようという姿勢があるか」を見ています。
 
志望する企業での仕事に活かせそうなニュースを選ぶか、全く別のジャンルの話題の場合には、面接官を納得させるだけの理由づけをしましょう。
 
「一見関係なさそうだけれど、こういう点から仕事に結びつく」と説明出来れば、面接官に意欲の高さをアピールできます。
 
 

2.「業界」に関係しているか


 
「学生の業界に対する志望度」は、企業が知りたい事のひとつです。
「時事問題」は、業界に対する関心の高さを測るに聞かれる場合があります。
 
その為、志望している業界に関するニュースは常にチェックしましょう。
 
また、志望している業界だけではなく、その取引先や関連する業界のニュースを抑えるのもお勧めです。
例えば、食品メーカーを志望するなら、「取引先となる小売業界の動向」や「食料品の原材料の価格」等を知っていると、「現在の社会で、これから当社の取るべき戦略は?」等の一歩踏み込んだ質問にも答えやすくなります。
 
 

3.「深く」知っているか


 
時事問題と言うと「広く浅く」が問われていると思いがちです。
学生に広い視野を持ってほしいとの理由から、広く浅く関心を持つ事が推奨される場合もあります。
 
しかし、「深く」知っている時事問題を1つ、2つ用意しているとベストです。
何故なら、「最近気になるニュースは?」で答えた問題について、深堀りされる場合があります。
 
「詳しく説明してほしい」
「こういう見方も出来ると思うが、どうか」
と聞かれた際に、慌てないように、あらかじめ得意分野を持ちましょう。
 
 

4.「気になっている」のは自分か


 
「気になるニュース」と一口に言っても、答え方は様々です。
経済、政治、文化...と、様々なジャンルから好きなものを選んで下さい。
ただ、気をつけて欲しいのは、それが「自分が本当に関心のあるニュースか」という事。
 
「最近話題だからなんとなく......」
 
で選んでしまうと、深く突っ込まれた時に、自分なりの意見が持てず、頭が真っ白になってしまいます。
また、特に興味のないニュースは進んで調べるだけのモチベーションが保てません。
受け売りではなく、本当に関心のあるテーマを正直に答えましょう。
 
 

さいごに


 
面接官は、学生の持っている知識を知りたいのではありません。
「あなたという学生」について理解しようとしています。
「時事問題」を聞く理由も同じです。
 
「どんな理由からニュースを選び、どんな意見を持っている人間か。それをどう仕事に役立てようとしているか」
 
「時事問題」も自己PRの一つだと思って、取り組んでみて下さいね。
 
(ライター:ナツキ)