なかなか最終面接までたどり着けない方におくる、今すぐ見直して欲しい2つのポイント

2013.3. 5  10878Views

筆者が就活を行っている時期もたくさん行われていましたが、今期も就活対策セミナーがかなり乱立している印象を受けています。


基本的に有益なものばかりだと思われますが、中には就活を終えた学生が何の根拠も無く自慢話をするだけのものや、ただ個人情報を得るためだけに開催されるものもあるようです。
上手い話はこの世に存在しません。
しっかりと見極めてから参加するようにしてくださいね。

筆者も最近、普段あまり連絡をくれない女の子にやたらとメールで近況を聞かれ、「少し遅れたけどついに大学デビューか...」と地味にはしゃいでいたのですが、結局イベントの勧誘目的の連絡だったりして、人生の儚さを知りました。
今後は、社会人デビューを目指して頑張ることにします。

さて、無駄話は置いておいて、本題に入ることにしましょう。

「就活は自分のペースでやるものだ!」と頭では分かっていても、やっぱりときどきは焦ってしまいますよね。


気合を入れて選考をどんどん受け始めているのに、なぜかESが通らない...
上手く話せたつもりなのに1・2次選考で落とされる...

一度焦り始めると、どんどん深みにはまってしまいます。
でも、ただ焦っているだけでは、何も解決することは出来ません。
問題点は一体何なのか、どうすれば解決が可能なのかを考えてみる必要があります。
せっかく努力をしても、全く見当違いの行動を取ってしまっていては、あまり意味がないですよね。

なかなか選考を通過することが出来ない学生の方は、頑張っていないわけでも、他の人よりも能力が劣っているわけでもありません。
ほとんどの場合、選考を通過するために重要となる視点を知らないか、忘れてしまっているだけです。

そこで今回は、「なかなか最終面接までたどりつけない...」と悩む方に、今すぐ見直してみて欲しい、2つのポイントをお伝えしていきたいます。


a0002_003636.jpg


ポイント1:選考官の質問の意図を理解しようとせずに回答していないか




就活では、『自己PR』『志望動機』のような基本的なものから、『好きな芸能人は誰ですか?』といったような、一見選考に全く関係が無さそうなものまで、様々な質問が投げかけられます。

しかし、質問を表面の意味そのままで受け取ってしまうのは、大変危険です。

どのような質問であっても、それは「学生の価値観」や「問題を解決する際にどのような行動を取るのか」を判断するために投げかけられています。
様々な角度から、社風に合うか、入社してから活躍する伸びしろがあるのかを選考されているのだと考えてください。

例えば、上記にあげた『好きな芸能人は誰ですか?』という質問では、"答えた芸能人を好きな理由"で価値観を判断出来そうです。
「何度失敗しても諦めずに挑戦する姿勢が好きです」と答えれば、そういった人間になりたいのだということが、伝わりますよね。
決して「どんな顔がタイプなのか」を聞かれているわけではありません。

※業界によって多少質問の意図が変わる可能性はあります。この場合、マスコミであれば知識の幅を問われているのかもしれません


面接では我々をリラックスさせるための質問もありますし、深読みし過ぎて不自然な回答をするのは避けたいところですが、何でもかんでも直感で回答することはないようにしましょう。

場の空気を読む、ということも忘れないようにしてくださいね。



ポイント2:「夢」と「目標」が決まっただけで安心していないか



『10年後のビジョンは?』もしくは『入社してからどんなことがやりたいですか?』という質問は、どの企業の選考でも必ず問いかけられるため、就活を行っていると、自分の夢や目標を語るのはとっても上手くなります。

一方で、その夢や目標を「どんな手段で叶えるのか」「どういった過程を踏んで叶えるのか」については、ほとんどの方が考え切れていません。

「人を笑顔にしたい」「人を幸せにしたい」という方は多いですが、一体何を提供して実現するのでしょうか? 
「こんなサービスがつくりたい!」と考えたあと、自分はどんなポジションでそのサービスの制作に関わっていくのか考えたことはありますか? 

営業でしょうか? 
企画でしょうか? 
広報でしょうか? 

夢や目標が決まっただけで、安心してしまう方は意外と多いです。
もう一歩踏み込んで、自分のことを考えてみましょう。


さいごに




いかがでしょうか。

「考えなければいけないことばかりだなぁ...」と感じた方もいるかもしれません。
でも、とっても辛い今の時期だからこそ、頑張ってみると、後々かなり効いてきます。
自分にバカにされるような自分には、なりたくないですよね。
辛さを成長痛だと考えて、就活を乗り切ってください! 

当記事で、ほんの少しでもみなさんの就職活動に役立つことが出来れば、光栄です。
記事を気に入ってくれたら、たまにシェアして頂けるとかなり喜びます(笑)!
それでは、また!!

(ライター:まちゃ)