業界研究をスムーズにこなすための5つのポイント

2011.11. 9  21143Views

就活において、自己分析と同じくらい重要なのが「業界研究」です。

業界研究を十分に行わなければ、エントリーシートや面接を突破できることは絶対にできません。
そんな大事な業界研究なのですが、ないがしろにしてしまっている就活生が非常に多いのです。

そこで今回は、業界研究をスムーズにこなすポイントをご紹介していきます。
皆さんもご自身の志望業界の研究・分析を一緒にやってみるといいですね!

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業界研究をやってみよう!


皆さんが志望している業界について、以下の5つの点を調べてみてください。

各社が出版している『業界地図』を使うと非常にスムーズです。


会社四季報 業界地図 2014年版

1.業界の市場規模は?

皆さんが志望する業界の市場規模(年間売上額)を把握しましょう。

業界の市場規模は数兆円~数百兆円まで様々です。
金額の大小で業界の優劣がつけられるわけではありませんが、基本的な情報として掴んでおいてください。

2.業界のビジネスモデルは?

分析する業界のビジネスモデル(商売の仕方)を理解しましょう。

皆さんの志望業界はどのような客層(一般消費者、企業、官公庁)に向けて商品やサービスを提供していますか?

業界ごとに特徴がありますし、業界内でも複数のビジネスモデルがあることも多いです。
企業ごとの分析は後でも大丈夫ですので、とりあえず業界がどのようなビジネスをしているか、おおよそのイメージを掴んでみてください。

3.業界の強み/弱みは?

業界ごとに強みや弱みがあります。

『業界地図』や新聞、業界特集がされている経済誌などを見るとよく分かります。

景気に左右されやすい(されにくい)/顧客が幅広い(顧客が少ない)/定着率がいい(離職率が高い)
などの強み・弱みが例として挙げられます。

4.業界に属する企業は? 

業界に属している企業を売上高順に、上位5~10社ほどリストアップしてみましょう。

業界のなかで売上高が高い企業は、市場における存在感も相対的に大きくなります。

5.近年の業績と将来性は?

業界全体の業績の推移と将来性について考えてみましょう。
直近の5年間で順調に成長していれば、今後もある程度の成長が望めます。

一方で、業界全体が5年間マイナス成長している場合には、その業界の将来性を疑ってみる必要があります。

しかし、景気には波がありますから、一概に「最近5年間の業績が悪いからもう将来性はない」と100%言い切ることはできません。
慎重に判断してみてくださいね。


業界研究のまとめ方


以下の表に、ここまでの分析結果を書き込んでみましょう!
筆者が行った実例を示しておきます。

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いかがでしたか。
是非ご自身でも取り組んでみてくださいね!

(ライター:KSG「就職活動支援サークル よこりく」)