2015年就活の旅、基地確保就活

 皆さん、こんにちは。常見陽平です。

a1380_000742.jpg

あなたに就活基地はあるか?



 皆さん、突然ですが就活中の合間の時間をどこで過ごしていますか?例えば、午前10時にA社の説明会があって、その後、午後4時にB社の説明会があるという時ですね(実際には、説明会ではなく選考も増えているかと思いますが)。

 大学が都心にあるなら、そこに戻ればいいですが、大学が郊外にあると、それも大変です。首都圏で言うならば、大学が同じ東京でも多摩地区や、埼玉、千葉、神奈川の大学に通っているなら、就活の合間にちょっと大学に戻るのも困難です(もちろん、講義のために戻らなくてはならないシーンもあるのですが)。関西においても、京都や兵庫の大学に通う学生が、大阪の都心に出るだけでそれなりの時間がかかります。大阪の主要大学も都心から離れたキャンパスが多いわけです。

 ここで、カフェや漫画喫茶が大活躍するわけですが、これもいきなり飛び込むのは気をつけた方が良いです。言うまでもなく、都心のカフェは相当選ばないと、高かったり、混んでいたりするのですよね。

 こんなときに、都心に「拠点」があると便利ですよね。さて、どうしましょう?



マイ就活基地をつくってみる



 皆さんにぜひオススメしたいのは、マイ就活拠点をつくることです。そこをもう、定番の基地にしてしまうというわけです。

 まあ、要するに特にカフェなどは飛び込みで行ってはいけないのです。これは大人のグルメの法則なのですが、誰も行ったことのない店は行かない。少なくとも、大事なアポ(接待や、大事な友人の誕生会など)では使わないわけです。安心できるお店を使うのです。

 それと同じように、安心できるマイ就活拠点を都心に作りましょう。オススメは次のようなスポットです。


●サテライトキャンパス
 圧倒的にオススメなのが、これです。大学は都心のビルなどに小さなキャンパスを持っていることがあるのです。社会人向けの学部のため、そして、まさに就活支援のためです。帝京大学は、かなり以前から就活に使える拠点を都心に用意しています。また、私の母校一橋大学も都心にあるビジネススクールの建物の一部を就活生に使えるようにしました。学部でキャンパスが分かれている場合、就活生向けの拠点ではなくても、施設を使用可能ということも多いので、これを利用しない手はないでしょう。

 なお、関西の大学などの場合、関東に拠点を持っていることがあります。関西の有名大学の拠点は東京駅日本橋口のサピアタワーに集結していますね。選考のために上京した人はここで着替えたり、PCを使ったりすることができます。

 まずは自分の大学に都心の拠点がないか調べてみてください。


●静かな電源カフェを探す
 カフェ探しのポイントは移動してでも使える、都心の鉄板カフェを探すことです。ここでのポイントは電源が使えることです。しかも、高い確率で、です。いや、スタバやタリーズにも電源席はあるのですけど、人気があって使えないのですよね。電源が使える、しかも静かなカフェを探しておきましょう。

 個人的には、高田馬場の10°café(ここは飲み物のおかわり料金が安くおすすめです)、新宿のルミネ2の2階にあるアマティ、恵比寿のスバルビル1階にあるタリーズ(先ほどタリーズは混んでいると書いたばかりですが、ここはいつもすいています)をよく使います。

 最近ではあまり聞かなくなりましたが、コワーキングスペース、ノマドカフェなど、モバイルを持ち込んで仕事をすることを前提としたカフェを利用するのもありですね。

 その他、広い意味で「カフェ」といえばマンガ喫茶もあるのですが、うーん、あまりこういうことを言うのもあれですが、サボっているサラリーマンやオタクの人だらけで雰囲気が悪いこともあるのでオススメしません。

 このように、鉄板カフェを探しておきましょう。


●ジョブカフェ、ヤングハローワークを使う
 若者の就職支援をする公的機関であるジョブセンスやヤングハローワークにも、自由に使えるスペースがあります。ここでは、就活対策講座や面談なども行われていて便利です。

 自分の地域のこの手の施設について調べてみましょう。


●図書館を活用する
 図書館は、その地域の住民でなくても使えることが多いです。都心の図書館を上手く活用してみましょう。


 このように、マイ就活基地を探すことで、都心に出ていても快適に就活をすることができます。ぜひ、自分の基地を確保しましょう。