皆さん、企業のプレスリリースを読んでいますか?

皆さん、こんにちは。常見陽平です。

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就職ナビ、採用情報ばかり見ている場合じゃない



あるSIer(システムインレグレータ)の採用担当者から、聞いた話です。

会社説明会で「採用情報を読んだ人はいますか?」と手を挙げてもらいました。
予想どおり、全員から手があがりました。
「では、企業のホームページ、最新情報のコーナーを読んだ方はいらっしゃいますか?」と聞いたところ、会場はシーンとなりました。ほとんど手もあがりません。

「実は、昨日、今期は約200億円の赤字になること、経営陣が交代することを発表しました。それでも、皆さんは受けますか?」

会場はますますシーンとなったとか。
まあ、それでも受けるという人は真剣な人だらけだったのですが。

「企業の情報をバッチリ集めている」という学生には、そもそもあまり会わないのですが、
前述した例のように、さすがに就職ナビや企業のホームページの採用情報くらいは読んではいます。
ただ、読んだだけで分析、整理できていない人は多数ですけどね。

これらの情報を肉付けする上で、企業からのリリース文などは実に有効なのです。


こんなに役立ち、楽しい、企業のプレスリリース



実際に、企業のホームページを覗いてみましょう。
私の古巣、リクルートホールディングスを例に考えてみましょう。

HPを開いてみると、プレスリリースというタブがあります。

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            (リクルートホールディングス 企業サイトTOP)

すると、持株会社や事業会社からのプレスリリースがまとまっていますね。
ご覧のとおり、業務提携や、来期の経営体制、各種調査データなど情報はいっぱい。

これらをチェックしておくと、企業理解、志望動機の作成などに大変に役立ちます。
OB・OG訪問や面接で「こんな事業をやりたい」などとアピールして「それもうやってるけど」「やってたけど、撤退したよ」なんて言われて大失敗、なんてこともなくなりますね。

ここではプレスリリースを例に考えましたが、他にもIR情報、CSR情報、経営体制の情報、会社の歴史など、使えるコンテンツがいっぱいですよ。
もちろん、これらもまた、企業の都合でつくられた情報であることはお忘れなく。 

プレスリリースは読んでいても楽しいものです。
ぜひチェックしましょう。