ベンチャー企業ってなんだろう?
こんにちは、常見陽平です。
リクルートはベンチャーなのか?
昨年の秋のことです。TwitterのTLで、こんな内容のメッセージを見かけました。
「ベンチャー企業学内合同説明会を開催します。
サイバーエージェント、DeNA、GREE、ミクシィ、楽天、リクルートなど、ベンチャー企業が勢揃い」
ふと思いました。
「リクルートって、ベンチャー企業だったんだ...」
いや、私も昔はそうだと思っていました。
1997年に私はこの会社に入社しました。
当時、講義などでお世話になっていた、ベンチャー企業の事情に詳しいある先生に内定報告に行き、
「先生、俺、ベンチャー行きます!普通の大企業に行きたくないんです」と言ったら、
「お前、そりゃ、大企業だろ」と言われました。
そして、私は今のリクルートがベンチャー企業だとは、まったく思いません。
そして、その他の企業に関しても、上場していたり、従業員数も1000人以上という企業ばかりです。
それこそ、楽天もサイバーエージェントも創業から10年が経っています。

ベンチャーの定義とは...?
そんなことをブログやTwitterで書いたら、様々なご意見を頂きました。
「例えば、アップルやGoogleはベンチャー。だいぶ歴史も長いし、規模も大きいけど、
常にイノベーションを起こしている。ベンチャーとは、そういうこと」
うん、かなり腹落ちする説明でした。
昨日もUstreamの番組でベンチャー企業の経営者と共演したのですが、
あえて「ベンチャー企業と中小企業の違いは何ですか?」という質問をぶつけてみました。
「ベンチャーと中小は同じ。でも、大企業とは違う。新しい価値を生み出している」
という趣旨の回答でした。
なるほど、わかる気がします。
でも、日本の古くからある大企業も新しい価値は創造しているはず。
実は、中小企業は法律で資本金などが定義されているのですよね。
でも、ベンチャー企業の定義はないはずです。
改めて、ベンチャー企業って何なのでしょう?
個人的には、
「従来の企業ではできない、既成概念にとらわれずに新しい価値を生み出している中小企業」
なのかな、と思っています。
そして、極論、
「社会、顧客、株主、従業員というステークホルダーがベンチャーだと思えば、
それはベンチャー」なのかな、と。
ふと、中学時代「ヘビーメタルとハードロックの違いは何?」
と同級生に聞かれて戸惑ったことを思い出しました。
大震災や原発事故の後、
「大企業に行って大丈夫なのか?」という声をよく聞きます。
そして、「ベンチャー企業の探し方、見分け方が分からない」という声も。
お任せください。
お伝えしましょう。
その答えは、次回以降に・・・。