「大きな挫折を経験したことがない」という方におくる、挫折経験の質問を答えるコツ

2013.2.19  31702Views

みなさん、就職活動楽しんでますか?
 
就職活動は、テンションの上がり下がりが激しくなる期間ですが、こんなに多くの社会人の方がわざわざ時間をつくって、私たち学生のために一緒に将来について考えてくれるのは、今しかありません。
良い意味で就職活動を利用して、出来るだけ多くのことを学ばせて頂きましょう!

さて、本題です。
企業によって多少異なりますが、ESを含めて1~2次選考までは、「自己PR」や「志望動機」など、基本的な質問をされることが多いと思われます。

しかし、選考が進むにつれて、業界知識・アイディア力など、日頃の学習がモノを言う質問や、"自分のことをどこまで理解しているか"を判断するための質問を投げかけられる機会が増えます。

中でも、「挫折経験」に関する質問は多くの企業で問われることになるでしょう。
実は、意外と「大きな挫折をした経験が無い」という方は少なくありません。
挫折経験をしたことが無いのに、一体どうやって質問に答えれば良いのでしょうか?

そこで今回は、「大きな挫折をした経験が無い」方向けに、挫折経験に関する質問の答え方をお伝えしていきます。


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挫折経験が無いのではなく、挫折を挫折と感じていないのかも?




挫折をした経験が無いという方は、「性格的にどんなピンチでも楽しめてしまうタイプで、挫折を挫折だと感じない」もしくは「とても器用で、どんな取り組みでも平均点以上が取れてしまい、大きな失敗を経験しなかった」というパターンが多いです。

しかし、正直に「挫折した経験がありません」と答えてしまうと、「自分の出来る範囲の挑戦しかしたことが無い」と捉えられてしまう可能性があります。

では、挫折を感じたことが無い方は、どのように挫折経験を語れば良いのでしょうか?


質問の意図は何なのか考えてみる




他の質問の回答を考えるのと同様、まずは質問の意図を考えてみましょう。

採用担当の方が挫折経験を聞くのは、我々学生が、社会に出てからぶつかることになる多くの壁に、「耐えられるかどうか」・「乗り越える力がつきそうか」を判断するためです。

挫折を感じたことが無い、という方も程度の差はあれ、何もかもをスムーズにこなせたわけではないのでは。
最終的には上手くいった取り組みでも、成功に辿り着くまでの過程でつまずいたり、苦労したことはあるのではないでしょうか?
それらをどう乗り越えたかを上手く伝えるよう心がけると、質問の意図にあった回答が出来るはずです。

わざわざ嘘のエピソードをつくらなくとも、現在までの経験を掘り下げれば、必ず答えられます。

「どんな困難が訪れたとしても負けない精神力がある」ということを、採用担当の方にバッチリ伝えましょう。


さいごに




いかがでしょうか。
筆者は自他共に認める不器用人間だったので、挫折経験のエピソードを思い出すのには苦労しませんでした。
むしろ多すぎて、選ぶのに苦労したほどです。

受ける業界や企業に合わせて、2つか3つほど、エピソードを用意出来ると良いかもしれませんね。

当記事で、ほんの少しでもみなさんの就職活動に役立つことが出来れば、光栄です。

(ライター:まちゃ)