ソー活には向き不向きがある?3つの基準で見極めよう

2011.11.16  1649Views

こんにちは!ライターのSoutaです。

みなさんは、「ソーシャルメディアで就活=ソー活」をやっていますか?
マスメディアでは「ソーシャルメディア革命」が叫ばれ、就職活動においても「ソー活元年」と注目されるほどです。

一方で「ソーシャルメディアを使わないと就活に不利でしょうか」という相談をよく受けるようになりました。

結論からいうと、ソーシャルメディアはツールなので、就活に使ってもいいし、使わなくてもいいです。
ただ、「周りがやっているからソー活しなければ...」と思っているのであれば、ソーシャルメディアを就活に使わないほうが無難です。
それは、ソー活に向き・不向きがあるからです。

そこで今回は、「ソー活に向いている人と向いていない人の違い」を3つの観点からお伝えします。


<参考記事>
就活もSNSでやる時代...成功&失敗例を徹底解剖!(ZakZak)

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1.個人情報が見知らぬ人に見られても構わないか?



Facebookの基本データを開くと分かるように、Facebookを使って就活をするには本名はもちろんこと、自分の顔写真から学校名、居住地や出身地など個人が特定できる項目を埋めることができます。

また、facebookのプライバシー設定を「公開」にしていると、
投稿した内容が友達以外にも見られるようになります。

そのため、個人情報が全くの他人に見られることを気にしない人は「ソー活」に向いているでしょう。

例えば、twitterの新機能「アクティビティ」に対して「便利と思うか気味が悪いと思うか」も一つの指標です。

<参考記事>
Twitter、フォロー相手の行動を把握できる「アクティビティ」を全ユーザーに公開(デジタル・トゥデイ)


2.ネット上に出す情報と出すべきでない情報の区別に自信があるか?



最近ではtwitterなどで「飲酒」「カンニング」を書き込み、
そこから2チャンネルで個人が特定されて所属団体・組織に問い合わせがいくという事件も発生しています。
違法行為はもちろんのこと、友人との内輪ノリ過ぎる会話の中で羽目を外しすぎてしまわないようにするなどの注意が必要です。

こういった「自分の書き込みが誰に見られるか分からない」状況を認識して、
「どこまで発信していいか」といった不確かな線引きを明確に意識できる人は「ソー活」に向いているでしょう。
公開範囲設定の仕方はこちらに詳細があります。

<参考記事>
就活は情報戦!?就活本格化前にやっておかないと損をするSNS対策


3.団体・組織の名前を背負って不特定多数相手に発信した経験がある



例えばサークルやゼミ、学生団体などの組織の中で代表や広報担当としてネット上に情報を発信したことがあるかということです。

「自分だけでなく仲間にも迷惑がかかる可能性」があり、
「不特定多数の誰かに見られる場」での発信は、内容を考えるなど当然慎重になります。

2.の補足にもなりますが、この経験のある方は出して良い情報か否かの線引きの基準を自分の中に持っている方が多いです。


最後に~手段の目的化に陥らない~



いかがでしたか。

ソーシャルメディアは「facebookユーザー限定」や「twitter限定情報」などを仕入れることもできる便利なツールです。
ただ一方で、ナビサイトや書籍と同列で「納得いく就活のための」手段の一つであるということに加え、注意事項も多い手段です。

どんなにプロフィールを充実させても実力以上のものは面接では発揮できません。
企業はソーシャルメディアを見ている...とも言われてますが、
ほとんどの企業の採用担当者はただでさえESや履歴書に時間を割いているため、
みなさんのプロフィールを事細かに見るほど時間はありません。

手段の目的化に陥らず、自分にとって快適な「ソー活」との付き合い方を見つけましょう。
応援しています!

(ライター:佐野創太「ライティングパートナー」)