「面接官の気持ちが分からない」就活生になることを防ぐオススメ本4冊

2011.8.24  2390Views

夏休みの時期になると、インターンで就活一歩リード!と思っている方もいれば、インターンは参加しないけど...という方もいるのでは。

特に後者の方はインターンに参加しない分、自己分析・企業研究に励めます。
でももう一つ研究する必要があるものがあります。

それは、「面接官研究」です。

あまり聞いたことがないかもしれません。
しかし、どんなに自分を理解しても、どんなに企業を調べ尽くしても、目の前の面接官に伝わらなければ残念な結果に終わってしまいます。

そのため、面接官の方がバイブルにしている本を4冊お伝えします。
面接だけでなく、エントリーシートの対策にも使えるのでオススメです。


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(by Photos8.com


「働く」を考える3部作!


面接で定番の質問である「あなたにとって働くとは何ですか?」という問いに対して、就活生の立場から考えると、
「まだ働いたことないんだけど...」
「これってレベル高いとか低いとかあるの?」
と悩んでしまいます。

一方面接官の立場で考えると学生の受け答えを評価しなければなりません。
評価するということは何がレベルが高いか低いかを分ける指標が必要です。

その指標を作る際のヒントにしているのがこの3部作です。

仕事の思想―なぜ我々は働くのか (PHP文庫)


なぜ、働くのか―生死を見据えた『仕事の思想』 (PHP文庫)


仕事の報酬とは何か (PHP文庫)


著者は田坂広志氏であり、国内ではいくつかの企業の参謀を務めたり、海外では世界経済フォーラム(ダボス会議)、世界賢人会議ブダペストクラブに出席されたりと日本だけでなく世界の経済にも影響力のある方です。

本のタイトルだけ見ると「絶対難しい!」なんて思われた方もいるかもしれません。

しかし、この本には3つの特徴があります。

1つ目は文庫本であること。つまり1時間かからないくらいでさらっと読めます。
2つ目は講演会スタイルで書かれていること。つまり理解しやすいかつ短いフレーズで文章を構成しています。
3つ目はエピソード重視であること。「仕事のイメージがつかない」という方にぴったりではないでしょうか。

面接官の方も手本とするこの3部作をぜひ手に取ってみて下さい。



面接官だって教科書が必要!


タイトルは、採用力を確実に上げる面接の強化書 です。


著者は岩松祥典氏で、1985年にリクルートに新卒で入社し、数々のMVPを受賞して独立された方です。

そして面接の研究を続けるいわば「面接官を育てるプロ」です。
そんな方が面接官の悩みである「また、辞退...」「期待ハズレ...」「スグ辞める...」を解決する採るためのプロの技術をお伝えしています。

これを読めばあなたも面接官の仲間入りかもしれません!



最後に~面接官だって人間だ~


いかがだったでしょうか。

面接と聞くと評価する側とされる側、裁く側と裁かれる側という敵対関係でとらえがちです。

こういった側面は0にはできませんが、就活生がいい企業をいかに見つけていかに内定を得るかに苦労するように、面接官の方もいい学生をいかに見つけていかに入社に繋げるかに日々頭を悩ませています。

今回お伝えした4冊が、面接官の方を「悩み多き一人の人間」として見るきっかけになればと思います。
応援しています!

それではまた!

(ライター:Souta 『それでも就活にイエスと言う』  )