ウケるエントリーシート(ES)を書こう!

2010.12.24  20029Views

こんにちは。ライターのYOHEYです。

さて、今回お伝えする内容は「ウケるESを書く」ということです。
下記の記事でお伝えしたように、文章構成の基本は「結起承転結」です。

最後まで読まれるエントリーシート3つのステップ

この構成をより噛み砕いて書いていただきたいです。

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エントリーシート(ES)で陥りやすいNGパターン



というのも、僕自身も後輩からESの添削を頼まれることがよくあるのですが、
みなさん似通った傾向があるのです。

具体的には以下の2点です。

【1】成果を大々的に主張したがる
【2】具体的に書いているつもりが読み手には抽象的に見えている

では、具体的に自己PRという観点で見てみることにしましょう。

(NG例)
私は、学会発表において●●賞という最高の賞を受賞しました。
研究の段階から発表の準備まで相当な時間を費やし、
困難の連続でしたが、夜通し大学に残って研究をし友達と協力をしながら乗り越えました。
この経験から努力しやり抜くことの大切さを学びました。


これは理系の方にはよく見られる傾向です。
なぜなら、理系は「研究成果を出してこそ素晴らしい」という概念が少なからずある環境に置かれているからです。
たしかに成果というものは大事です。
ただ、そればかりを主張されても読み手は「だから?で?」という心境に少なからずなります。
とくに上記の例は頻出するものです。

成果だけでなく、ポイントとして
「そもそもどうしてそれをやろうと思い」
「その成果を出すためにどういう努力をし」
「それが会社でどのように活かせていくのか」
ということが読み手は気になります。

細かい話に入ると、最初の「結」の部分は読み手が一番最初に目にする部分です。
それゆえにピシッとした文章であればあるほど読み手にはインパクトが伝わります。
数字などを用いて、読み手の頭に状況が伝わりやすいような場を最初の一文で作っておきましょう。
その後は、上記のポイントを押さえて具体的に書くように心がけましょう。

上記の例で見ても、
「学会発表の経緯(なぜそれをしようと思ったか?)が不明」
「相当、困難の連続などの抽象語」
「協力の内容が不明」
「大切さを学んだ実感が読み手に伝わらず会社で活きるか不明」
など読み手にとっては大変伝わりにくい文章になっていることがわかります。

また、この例の最大の弱点は「だれでも書けてしまう」ということです。
これはA君のことなのかB君のことなのか...これを見るだけではわかりません。
つまり個性がない文章になってしまっているのです。
自分だからこそ書ける、自分らしさが詰まったonly oneの文章こそが自己PRなのです。




ESを書いたときにチェックしたいポイント



まとめると、ESを書いてみたら次の点にチェックをしてみましょう。

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<Check項目>
 
■文章の初めの結論の部分がシンプルかつインパクトのある形で書かれているか
■その結論に対するプロセスや経緯が自分の想いとともに書かれているか
■読み手の立場に立って「?」となるような抽象的なことはないか
■自分らしさが出ているか(他の人が書けるような内容になっていないか)
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ESは書けば書くほど内容がどんどん良くなっていくものです。
すでに書いたものでも洗練すればより魅力のあるものができます。
初期段階の選考のため、多くのESを企業側は見ることになります。
ちゃんと見てもらえるESを書くためにも、
自分らしい魅力のあるESを是非書いていきたいですね。



またお会いしましょう!

では!


YO!!}(・∀・)/(・∀・)/{HEY!!

(ライター:YOHEY)
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